6話 ページ7
次の日の朝__
母「A〜迎えに来たわよ。起き上がれる？ほら、制服持ってきたからこれに着替えてって1人で着替えられる？」
「おはよう、お母さん。うーんまだちょっと大変だから手伝って欲しいな､､」
「分かったわ、朝ごはんは食べたの？」
「ありがとう、うん食べた。」
そうこうしてる間に着替え終わり、
母「よし、バッチリね！A、こっちの車椅子に移れるかしら？」
「うん、大丈夫。よっと、」
母「車でお兄ちゃんも待ってるからそろそろ行きましょうか。車椅子押してもいい？」
「うん。お願い」
そういうと母はゆっくりと車椅子を押してくれた。エレベーターに乗り下に降りて一時的な退院届の書類を書く。
ようやく駐車場に辿り着くと車からお兄ちゃんが降りてきた。
菅原「Aー！おはようー！」
「おはよう、お兄ちゃん、！」
元気よく挨拶してくれる兄に挨拶を返すと母が
母「孝支、Aの事車に乗せてくれる？」
菅原「分かったべ！A〜お兄ちゃんの肩に腕回せるか？ゆっくりでいいぞ〜」
お兄ちゃんは優しい声色で話しかけてくる。
やっとの思いでお兄ちゃんの肩に腕を回し、お兄ちゃんが私を抱き上げる。
孝支「A、、これからはいっぱい食べような､､軽すぎるべ､､」
「そうかな､､？まぁ4年も点滴で生き延びてきたからね､､」
母「乗れた〜？車出すわよ〜？」
孝支「大丈夫だべ！」
車の中____
母「そういえばA、迎えの時間はどうすればいい？」
「お兄ちゃんは､､？」
孝支「俺は部活だから気にせず帰れよ！」
「お兄ちゃんと一緒がいい､､お兄ちゃんと一緒じゃなきゃやだ､､」
孝支「A､､！！でもなぁ部活終わるの遅いし、待ってる時間長いぞ？先帰ってた方がいいぞ？」
「やだ、」
母「でもねぇ1人にさせるのも心配だし、あ、そうだ。孝支の部活ついていったら？」
孝支「バレー部？流れ弾とか危ないし、」
「！！いく、！」
孝支「え？うーん、そうだなぁ仕方ない、可愛い妹のために部長と顧問の先生に相談して許可もらいに行くべ！」
「！！お兄ちゃんありがとう、大好き」
孝支「Aーーー！！！俺も好きだべー！！」
母「じゃあ許可もらえなかったら連絡ちょうだい。迎えに行くわ」
「お母さんもありがとう」
母「いいのよ〜ほら、着いたわ。いってらっしゃい！」
「「行ってきます！」」
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作者名：音羽 | 作成日時：2024年3月28日 12時
