元カレ (ページ5)

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「お疲れ様でした！」

錦戸「ありがとーめっちゃええ感じや」

施術が終わりお会計をしてお見送り

しようと思ってたら

錦戸「飯行かん？」

って、ちょっと困った顔でいう亮くん

「全然行きたいんだけど、片付け残ってるから待ってもらわなきゃいけない」

錦戸「そんなんいくらでも待つ！」

私の言葉に表情がぱあっと明るくなって、尻尾が見えそう笑

「早く終わらしちゃうね！」

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渋谷「亮と飯？」

片付け中またニヤニヤしてそう聞いてきたすばるくん

「そう、すばるくんも行く？」

渋谷「いーやいかん」

安田「僕も今日は友達とご飯！」

横山「俺は、あれやあれ、行かへんで」

「2人には聞いてもないけど」

みんなほんとに何考えてんだか

ってか元カレとご飯って面白がってるだけか

別になんともないんだけど今更

片付けが終わると

「たのしんでおいでなー」って次はニッコニコで3人に見送られてた

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「お待たせ！」

錦戸「おつかれさん。なに飲む？」

仕事が終わって亮くんが先にお店に入ってて待っててくれてたお店に着く

「ビール！」

錦戸「Aもビール飲むようなってんな笑」

「すばるくんとかに鍛えられたね笑」

錦戸「せやろなあ笑すばるくんとかみんな会う度Aの近況報告してくるもん笑」

「恥ずかし！わたしも誘ってよ笑」

錦戸「ほんまになあ、誘えば良かったわ。んでも最近まで彼氏おったんやろ？」

「そんなことまで報告されてるの笑」

まさか私達は会ってないのに私の近況はまあまあ知ってるらしい亮くん

すばるくんたち恐ろしいな

錦戸「傷心中ですか？笑」

今まで何回も見てきた眉毛下げて気まずそうに笑ってそう聞いてくる亮くん

「ぜーんぜん。別れない選択肢が無かったからね」

錦戸「なーんや弱った心に漬け込もか思ったのに」

「強い女になったからね、漬け込まれません！」

別れた理由も聞いてこないのはそれも誰かに聞いてるからなのか

頭をポンっとされて昔みたいにくしゃくしゃの笑顔に微笑みかけられてすこーしだけドキッとしたのは

元カレに浮気されて、心の傷がまだちょっとだけ癒えてないからだと思う