好きな人と元カレ (ページ27)

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丸山「A！？」

「、、丸山、」

ここがどこだか、何をしてる場所なのか、何もかも忘れて走り続けてたら不意に名前を呼ばれて我に返った

声のした方を振り向くと丸山が心配した顔してこっちを見てた

丸山「どしたん？迷子か？、、、、ちょっと待っててな」

一緒に来てた友達に何か言ってこっちに来たかと思ったら私の顔を覗き込むと驚いた顔して友達の方に戻ってってまた何か言ってこっちに来たかと思ったら

丸山「行こ」

私の腕を引っ張ってぐんぐん進んでく丸山

「丸山、友達大丈夫なの？」

丸山「泣いてる友達の方が心配に決まってるやろ」

丸山にそう言われて自分が泣いてることに気付いた

丸山「俺が見つけんかったら変な男に連れてかれてたかもしれへんねんで？」

何故か丸山はプンプンしてて私はそんな丸山に腕を引かれるがまま歩く

丸山「そこの公園入ろ」

どのくらい歩いたか分からないけど辿り着いた公園のベンチに丸山と並んで座る

丸山「回りくどいのもあれやから直球に聞くけど、なんで泣いてたん？」

あまりにも真剣な顔して聞いてくる丸山に正直に全て話すことにした

すばるくんの事も、大倉の事も

丸山「、、、、大倉はほんまアホやな。Aもや！先輩と、元カレと2人で遊んでたら勘違いされて当然やろ？」

全部話し終わると丸山は私と、何故か大倉にも怒ってた

「もう誤解解いても遅いよね」

丸山「それは僕には分からんけど。Aはちゃんと先輩と話してもうフラフラする事は無いんやろ？せやったら大倉と向き合って話した方がいいと思う。向き合わんかったらもっと後悔するで。」

丸山の言葉に力強く頷いた

「ありがとう、丸山」

丸山「いいえっ。ほんなら送ってくから帰るか！」

まだ全然不安な事はいっぱいあるけど少し楽になれた気がした