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夏休みが始まって7日目
案の定わたしは朝から夜までバイトを詰め詰めに入れて夏休みらしいことは何にもしてない
今日もやっとバイトが終わって家に帰ってベッドにダイブ
習慣になりつつある溜まったインスタのストーリーを見る
後輩とか先輩はエンジョイしまくりで同い年の子は勉強嫌だとかログアウトするとかいうストーリーばっかり
そんな中見慣れたアイコンのストーリーが流れてきたと思ったらそのアカウントの持ち主の大倉が誰かに撮られた動画で、思わず最初に戻して音を大きくしてみてみる
女「忠義くーん」
大倉「ん？ってなに？なんでこっち向けてんの！(笑)てかそれ俺のケータイやん！」
女「大倉くんが無視するからじゃんははは〜」
それはどうやら女の子に撮られてるらしくて高い女の子の声が聞こえた
何これ
忠義くんって。大倉もあんな笑顔で答えてるし何これ
多分、ってか確実に通いだした塾で仲良くなったパターンだよね
私はなんかもう何もやる気が無くなってケータイをベッドに投げた
夏休みなんて要らないのに
こんなこと思ったのは人生で初めてで、自分がどれだけ大倉のこと好きだったか思い知らされる
あの子は夏休み約束なんてなくても毎日大倉と居れて、私は約束が無いと会えないのに約束すらない
足元にも及ばないし無謀でしかないじゃん
嫌なこと考え出したらキリがなくて、その日はそのまま目をつむって気づいたら眠ってた
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作者名：S | 作成日時：2019年1月13日 15時
