すごい選手 ページ1
(16番は考えるタイプじゃない。多分今は感情とか本能とかそう言うので動いてる)
田中さんが無意識にあの16番を煽っていた成果が今の一本に現れた
16番が打ったボールは大きくアウトになったのだ。そしてその次はネットに引っ掛けて烏野点数
相当16番は苛ついているのか渡さんがなにか声をかけながら方を軽く叩いたらそれを乱暴に振り払ったのだ
ピーッ
そこで笛の音がなり、副審のほうを見ると国見が16番の選手と交換してコート内に入った
(まあ、そりゃそうだよね)
あんなのコートに入られても足を引っ張ってしまうだけだ。バレーはあくまで団体競技なのだから、アレでは下げられて当然
使えないならコートから下げられる。勝ちに必要と判断された選手がユニホームを渡され、コートに立つことを許される
それは先輩でも後輩でも、上下関係なんてものは一切関係ない
あのままコートにいたところで彼が勝ちに必要とはとても思えない。ならば下げられて当然だったのだろう
「もう一本ナイッサー!!」
そこから何本か打ったところで僕のサーブのターンは終わった。そして僕のサーブのターンが終わったと共に再び16番はコートに戻ってきた
(思ってたよりも早いな…)
彼を戻すのは青城にとっては賭けだろう。そう思って見ていたが、すぐに賭けなんかじゃないことはわかった
先程までとは似ても似つかないプレー。今の彼はちゃんと団体競技をしている。チームを真正面から見ているのだ
そして16番を完璧に駒として扱えるというか、彼を使いこなせる及川さん
(やっぱり怖いな…)
いい意味でも、悪い意味でも。
及川さんはやはり凄い選手だ
282人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宗佑 - ハマりました! (4月21日 22時) (レス) @page25 id: 42425c8b56 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - とても面白いです!更新楽しみにしております! (7月22日 8時) (レス) @page6 id: 35aa15076d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:香恋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時:2022年11月12日 15時