星が輝いていた (ページ8)

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神様は1 ページ8

夜遅くまでゲームを会ったことのないコヅケンとして、きりが良いところで眠りにつく

だから常にAは寝不足で授業中にうつらうつらすることが多いが、学校側としても有名で将来有望なAを手放したくないので特に咎めることはしない

「ほんま今日もよく寝るなぁ」

「やんな、バレー部の主将と違うクラスでほんまよかったなぁ」

なんて放課後のSHR後のそうじをしているとクラスメイトに話しかけられて愛想笑いを返したA

「やんな、北ってめちゃ真面目やもんなぁ。俺ならついてけんわ」

「よな、なんつーか冷めるんよな。Aも思わん?別にAよりも上手いわけでもないのに偉そうやなーとか」

「そもそもレギュラーですらないんやろ?Aと比べるまでもあらへんやん」

それまで黙って話を聞いていたA

「思わへんよ」

ようやく口を開いたかと思えばその顔は驚くほど冷たく、まさにその場が冷めた。

「北は上手い。それに偉そうでもあらへん。北が言ってることは"ただの正論"や」

声色はいつも通り。でも内心は苛立ちを抑えるのに精一杯だった

「それに北は俺なんかよりもよっぽど凄い奴や。なんせ曲者揃いのバレー部をちゃんとまとめ上げるんやからなぁ」

「いや、何マジになってんだよ!じょーだんじょーだん！な？」

「お、おう！そーだよ、怒んなって」

焦った様子でばを本の空気に戻そうとするクラスメイトに合わせてAも笑顔を浮かべる

「怒ってへんよ、ただ北の事悪く言われたのが嫌やっただけや。強く言い過ぎたな、すまん」