星が輝いていた (ページ30)

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お願い２ページ30

その後通常どうり朝練が行われそれが終われば居そうで着替えて教室まで向かう

全員仲良いバレー部でも教室、校舎に戻る時は1年、2年、3年とそれぞれの学年でまとまっている

別にそれには決まりがある訳では無いが何となく学年のメンバーで向かうのが普通になっているのだ

「ほなちゃんと集中して授業受けるんやよ」

「おん、わーっとる」

「寝たらダメやからな」

「ちゃんと寝てきたから大丈夫や」

そんな親子のような会話を北とするのも3年達の中では当たり前の光景

そして北達と廊下で別れれば座席について近くの席の人と話す、そんな通常どうりの行動をする

「あ、スマホ通知切んのの忘れとった」

ピコンっと音がなりそれを思い出せば連絡してきた相手は宮治で、何かあったのかとAはLINEのトークを開く

「お願い聞いてくれへんの？」

たったその1文で治の顔を想像できてしまうのはきっと同じコートで試合して、多くの表情を見てきたからだろう

「放課後にでも聞くから待っとって」

「嫌や、昼休みじゃダメなん？」

送信した途端に既読が着いて、すぐに返信が来るから少し困って眉を八の字にしたA

「昼休みはちょっと用事あんねん、すまんな」

「分かった」

返事が帰ってくるのが今度は遅かった

でも既読はすぐ着いたから、きっと少し迷ったのだろう

なんだか甘えたな治は弟みたいで、ずっと弟が欲しかったA的には可愛らしく見えていた

「ま、犬みたいって言った方が伝わるかもやけど」

「ん？どした？」

「んや、独り言や」