星が輝いていた (ページ28)

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電話2 ページ28

「今日はもう寝たらええんちゃう？寝不足で部活に支障出して北に怒られても知らんで？」

Aはただ思ったことを言っただけのつもりだった

「なんや今日のAくん冷たいな」

少し寂しそうな侑の声が少ししてから聞こえてきた。Aは冷たくしてるつもりなんて1ミリも無かった、完全に無自覚だったのだ

「そか？それはすまんなぁ、今ほんま眠いねん。話なら明日部活のときにでもいっぱい聞くからもう寝ちゃあかんか？」

Aは少し寂しそうな侑の機嫌をとるように話す

「…別にええけど。なら寝落ち通話せぇへん？」

「えー、俺もういますぐ寝たいし侑寂しいんなら治も居るやろ」

そう言えば侑の「ダメなん？」っと甘えた声にんーっとAは悩む

「何で侑のことばっかAくんは甘やかすん？」

電話の奥の方から聞こえた治の声に更にAは悩む

「治のこともちゃんと甘やかしとるやん、治は？何がしてほしいん？」

「…今はないけど、明日になればある。会わないと叶えてもらえへんことやもん」

「そか」

気が付けば30分を過ぎていてしょうがないから侑を説得して電話を切る

その頃にはさっきまであれほど冴えていた目も眠くてあげているのが精一杯なくらいにはなっていた