星が輝いていた (ページ26)

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ボス2 ページ26

そう。この2人、そこらのプロゲーマーよりも上手いのだ

だからこの2人の居るギルドはギルド対決がある時に大抵1位になっている

「もう俺は離脱するな、受検生やから勉強もせなあかんし明日も朝練あるんよ」

「わかった。明日も同じ時間入れる?」

ちらり。机の上に置かれた卓上カレンダーを見て「…おん。大丈夫やよ」っと返事をする

「わかった。俺はもう少しレベル上げしたら上がる」

「そか、頑張ってな」

「うん、そっちも」

そう言葉をかわしたあとゲームを終わればパソコンを片して鞄の中から教科書や参考書を取りだし電気をつける

「やる気出ぇへんなぁ、ホンマに」

カレンダーに再度目を向ければ今日からテスト一週間前という印にため息と欠伸をこぼす

今後赤点を取れば進路はほぼ終わったも同然で、嫌でも勉強をしなければならない

部活帰りにコンビニで買ったエナドリを机に置いて飲みながら勉強をして結局寝たのは夜中の3時前だった

こんなガリ勉のキャラじゃないし、でもやらなければならないし

早く卒業したいなあ、なんて思いながらエナドリを飲んでいたせいで冴えきった目を閉じて半ば強制的に眠りについくことにした

その時枕元においてあったスマホが鳴り、部屋の中に電話のコール音が鳴り響いた