自信2 ページ18
「ラスト!」
「カバー!!」
コート内に響けそんな声
「ナイスカバーやよ」
明日には試合会場入りをするため今日は試合で体制を整える
メンバーは監督が予め考えてきた6人とリベロが2チームあり、試合をする中でちょこちょこメンバーが変わったりしながらも今日の午後には確定する予定だ
「佐久早くんっ」
Aが上げたトスを綺麗に打つ佐久早。だが決めたあとのハイタッチなどはしない2人
「ナイスキーやん」
「くんずけとかキモいから辞めろ。」
会話になってない2人だがそれでも通常運転
「相変わらず冷たいんやなぁ」
苦笑いを浮かべながら佐久早に言葉を返してからくるりと身体の向きを後ろに変える
「星海くんもナイスカットやったで」
ぱちんっと気持ちの良い音を鳴らしてハイタッチを交わすAと星海の姿はまるで長年の相棒のようだ
「だろ!今回も俺がスタメンになる!!」
「そーやろうな、多分前回のメンバーと大きな変更はないと思うで?その方が安定やしな」
仁王立ちしてドヤ顔をしてる星海をクスッと笑って自分のポジションに戻ったA
基、Aはスタメンに選ばれないわけがないと確信を持っている
コートを挟んで反対側にいる牛島を見るなり謎の自信がうまれた
五本の指に入るスパイカーよりも力強いスパイクが打てるかと言えば不可能だが、それでも脳やテクニック、あらゆるものを使って、牛島と同じくらいスパイクで点を取れる自信はあるのだ
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作者名:歌恋 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/suikahqd/
作成日時:2023年4月27日 7時