JOKERと鳥籠の私と (ページ6)

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Prolog6 ページ6

数日後

「きゃはははは！」

「A待てー！」

「待つだすやん！」

ファミリーでも比較的歳の近いベビー5と
バッファローと仲良くなり、遊んでいた。

「はぁ…はぁ…！すばしっこいだすやん！A！」

「はぁ〜、私もうクタクタ…！」

「え〜、もうおわり？バッファロー、！」

子供とはいえ武闘派の多いこのファミリーを
ひらりひらりと躱していく少女。

「つまんなーい、ベビー5！おそといこうよ！」

少女はドアに手をかけようとした時

背後から誰かに腰を捕まれ抱きかかえられてしまった。

「ドフィ！」

「わ、若様！」

「若！」

「フッフッフ、元気に遊ぶのは大いに結構だが、A、お前は外に出ちゃダメだ。」

「えーなんでー！」

「外は危険だ。お前はまだ小さいから、何かあったら大変だ。」

「でもぉ…。」

「駄目だ。」

グッと少女を抱きしめる力が強くなった。

「…はぁいドフィ。」

「フッフッフ、いい子だ。」

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「ドフィのいじわる…」

部屋に連れ戻された少女はベッドの窓を眺めながら、口を膨らませながら不満を呟いた。

「しょうがないよ。若様のいいつけだもん。」

「だってぇ…、わたしだってベビー5とかバッファローみたいにそとであそびたいのに…。」

「Aそんな顔しないの！ここでは若様の言いつけは絶対だからさ！さ、そろそろお風呂入りましょ！」

「…うん！」