JOKERと鳥籠の私と (ページ1)

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Prolog ページ1

今から数年前

物心がついた時私は海が広がる島の小さな家で

平和に暮らしていた。

父はおらず母の顔もしらないまま、
祖父と2人で暮らしていた。

貴「おじーちゃん！いってきまーす！」

「あぁ！気をつけるんじゃぞ！」

あれは5歳の時の事だった。

お使いを終えて家に帰ろうとした時だった。

家の前にピンクのファーコートを羽織り
黒いスーツに黒い手袋とサングラスをつけた

大男が立っていた。

男は少女の存在に気づくと、

少女に歩み寄った。

貴「おじさんだぁれ？」

「フッフッフ、お前はこの家の子供か？」

「うん！おじーちゃんといっしょにくらしてるの！」

「そうか…嬢ちゃん、名前はなんていうんだ？」

男の問いに少女は首を横に振った。

「おじーちゃんがしらないひとにおなまえおしえちゃメっていってたからおしえない！」

その返答に男は更に笑いだした。

「そうかそうか！、知らねぇ奴に名前教えちゃいけないもんな！、フッフッフ、俺の名前はドフラミンゴだ。嬢ちゃんのじいさんとちょっとした知り合いなんだ。」

「おじーちゃんのおともだちなんだ！どふらみんごさんっていうのね！わたし
はA！」

少女は自分の名前を明かすと、男は
口角をさらにニヤリと三日月丈にあげた。

「そうか…、A、今から俺がいいとこに連れてってやる。」

「いいとこ？」

「あぁ、とっても楽しい所だ。お前もきっと気にいるぞ？」