弱虫が46人 ページ7
武道side
1度未来に戻ったら俺は幹部としてのし上がっていて、千冬と一緒に幹部会に行く事になっていた。東卍のメンバーは見た目は変わってる人が居るものの性格や中身はそのままだった。
知らないメンバーも居たけど、この世界では半間も居る。半間はこの中に数日前にガサが入っていたらしく。この中に
「そういえば、大神ってどこいるっけ?」
そう言うと辺りは静かに静まり。千冬が俺の質問に動揺しながら代わりに答えてくれた。
『何言ってんだ?武道』
「何って大神だよ。アイツどうしたんだよ」
『お前の目の前に居るヤツ…大神だぞ』
え、っと驚いて目を向けると、昔の少年の様な大神が今では紳士のような姿になっていた。
『久しぶりですね武道くん』
「大神だぁ!」
よかった。大神くんが居るならなんとかなる!と思っていたら、小籠包を食べてる大神の左腕から義手が見えた。
「え、大神…その腕どうしたの?」
『あれ?忘れたんですか?貴方が俺を引きずって病院まで連れて行ってくださったんですよ?』
『にしても、今回の上納金1番多いのは大神かよ。古参は使えねぇけどお前は使えるよな』
『今度こっちと提携して貰えねぇか?いい話があるんだ』
『いいですよ。それなら九井くんと交えてお話しませんか?自分は経済には疎いので』
『いいぜ』
大神が俺と言ってる時点でまだ偽ってるんだ。何で大神の腕がなくなったかそれを聞こうとした途端、皆が立ち上がり頭を下げた。
『そんなに畏まるなよ皆』
これが稀咲?なんか雰囲気違うけど…そう考えてると、俺と千冬が呼ばれた。警察も尻尾を捕まえられなかったあの稀咲が目の前に居るのに驚きを隠せない。
『血のハロウィンの抗争…あれは俺が仕組んだんだ。半間を使い羽宮一虎を丸め込み、芭流覇羅と言う組織を作った。そしてそれを東卍にぶつけた』
『なんの為にそんな事を』
『力が欲しかったんだ。賞賛される功績が欲しかった俺が抗争を収めれば、皆が俺にひれ伏す…必死だったんだ。』
ずっと謝りたかったとこの場を設けて謝ってくれた。この1杯だけを付き合って欲しいとウィスキーを呑んだ。高い酒は慣れなくて噎せたけど…
その後、その話の続きと歪む視界に騙されたんだと後悔した。
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絶狼(ゼロ)(プロフ) - 43 −ヨミ−さん» ありがとうございます。物語の展開もかなり早く進められたので個人的に満足しております。性格はかなり友愛寄りの小説なので大雑把な子になりましたが喜んで頂けて幸いです。更新頑張りますね!お時間があれば番外編が更新されているのでお暇があれば是非是非。 (2021年10月16日 14時) (レス) id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)
43 −ヨミ−(プロフ) - コメント失礼致します…!( . .)" 物語の展開や主人公の性格等ほんとに好きで、一気に読んでしまいました…!! 滅茶苦茶好きです、更新頑張って下さい(*ˊˋ*) 応援しております…!! (2021年10月16日 6時) (レス) id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
絶狼(ゼロ)(プロフ) - しろつめさん» いえいえリクエストとかあれば番外編で言ってくだされば大歓迎です。お返しのお返事は結構です十分嬉しい言葉を頂けました。こうやってコメントを送って頂いて、読んでくださって嬉しいです。 (2021年10月13日 23時) (レス) id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)
しろつめ - 絶狼(ゼロ)さん» わ〜〜!!!見てきました、やっぱり好きデス……!! こちらこそありがとうございます!!!!応援してます! (2021年10月13日 21時) (レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
絶狼(ゼロ)(プロフ) - しろつめさん» ありがとうございます。作者のペースで更新頑張ります。良ければこの作品で初めてコメント頂いたのが嬉しくて番外編も作ったので、お暇なお時間あれば是非 (2021年10月12日 21時) (レス) id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絶狼(ゼロ) | 作成日時:2021年10月9日 0時