シンデレラの靴なんざ願い下げだ馬鹿野郎２ 【東リべ】

弱虫が44人 ページ5

武道side


謎の組み合わせのメンバーが壇上の中、芭流覇羅は東卍に下る事になってその橋渡しが稀咲として、評価された。これで、また巨悪化した東卍になる…失敗…かよ…。




『話はまだある！血のハロウィンで得た物もあれば失った物もある。壱番隊…場地圭介が本人の意志により壱番隊隊長を降りる事になった。』




場地くんまで壱番隊から降りた…もう戻せねぇのかよ…




『後は、お前らから言ってくれ壱番隊隊長…場地圭介。副隊長…松野千冬』




2人は少し前に出ると、静寂を裂いたのは場地くんだった。




『俺は足の負傷だが、それでもマイキーは待つと言ってくれた。だが！俺の意思は揺るがねぇ。…壱番隊隊長！場地圭介は本日を持って隊長の座を降りる！』




場地くんはそう言ったあと、千冬が前に出て大きく息を吸った。




『俺は！場地さんが降りた後、俺も降りようとした。だけど総長はこういって引き止めた。''壱番隊の灯しをお前が消すのか''』




そう…だよな…1番辛いのはお前だよな…




『場地さんに代わって壱番隊を引っ張るのは俺には荷が重い…総長と何日も話し合った。そして辿り着いた。


テメェの着いて行きたいヤツはテメェが指名する!花垣武道ぃ!俺はお前に壱番隊隊長を任せる!』




大神と場地くんは笑い、千冬は俺をまっすぐ見つめる。




『タケミチっちこれが場地さんの意思だ！場地さんがお前に託し総長と俺が決めた事だ！』


『花垣武道！顔を上げて皆に挨拶しろ！』




マイキーくんと千冬の言葉に驚きと動揺を隠せなかったが、まだ…まだ！終わってない！まだ東卍を変えられる！




｢よろしくお願いしまぁす!｣




ボタボタと流れる涙だがこれは覚悟を決めた涙だ！そう胸に抱きながら目の前をまっすぐ見た。




『最後に！大神、少し前に出ろ』




最後に大神が前に出た。その顔は俺に向かって嬉しそうな顔をしたが、深呼吸をした途端。周りの空気が寒くなる位の目つきになった。




『大神、俺は今回の場地の救出にお礼を言いたい。ありがとう』


『えっ』


『だけど、一時的とは言え場地の特服を着て東卍として突っ込んで、芭流覇羅の場地と東卍の仲間を殴るのは違うよな』




ﾋﾟﾘｯとした空気に皆に固唾を飲むが、大神の目付きは琥珀が濁った中に何があるのかと皆を警戒させるような目をしてた。




『否定しないよ。俺は場地と協力した。救出は予想外だったけどな』

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