シンデレラの靴なんざ願い下げだ馬鹿野郎２ 【東リべ】

靴が50足 ページ11

貴方side


場地達と回った後にプログラムのダンスと軽音がそろそろ準備時間なのでまた会う約束だけして先に離脱する事に、もう見た目に関しては気にしてないんだけどね…w




『大神〜こっち』


｢サンキュ！もう皆居る？｣


『おう！皆お前みたいに走ってきてたわw』




皆も集まってるみたいになので怪我しないように蹴り技を離れて練習する。スクートポップスワイプとロンダートバク宙だから失敗してぶつかったら大怪我になる。




『大神〜もう戻っておいでって、女子達がうへうへしてたぞ』


｢あ、どうも！いやうへうへってw｣




うへうへなんてしてないよ！失礼な！とか飛び交うけど俺は何人かが、灰谷兄弟のとこに居てうへうへしてたのを忘れない…。




『待ってね…おし！ゴーゴーゴー！』




先輩の声で自分の立ち位置に走っていく、急いで立つと前奏が終わり皆が踊り出す。東卍メンツにあの場地と千冬も増えてるのはちょっとおもろいけど、あ…こっちみたわ。


灰谷兄弟は未だに女の子に囲まれてるが、そろそろ自分の出番だ前に出て俺と対になる男の子と別のアクロバットをしていく、なんか慌ててる武道知らん。




｢shh〜｣




『いいぞ大神！』とか野次が飛ぶが頼むから今だけは名前を呼ばないで欲しい！場地と千冬も俺の野次が飛ぶと固まる。もうガン見されてるよ灰谷兄弟に。時間稼ぎするか…高い声を出してー？




｢ばっきゅーん♡｣




おい、何笑ってんだよ東卍。こちとら三途の川でバタフライしてんだぞ、灰谷兄弟が別の子に目向けた瞬間オロオロしてた約3名は胸を撫で下ろす。わかるわその気持ち。




『『｢ありがとうございました！｣』』




ダンスも無事終わりお辞儀をした後に、準備する暇がないとの事で、すぐにベースを渡されまたメイド服で登場。お前らそんな目で見るな俺も呆れてるんだから。




｢〜♪｣




カウント？んなの一切ない突然のベースでも前奏を引いていけば勝手に着いてくるメンツだ。最後で歌うとか、俺大トリ苦手なんだけどなー。




『あ、懐かしい！』


『場地さん大神…声無理に高くしてますよ』


『大神！ぶちかませ！』





サビ前で場地に叫ばれた。千冬もコクコクと頷いたのを見て遠慮なく元の声に戻して歌うと一瞬にして盛り上がった。




『『｢ありがとうございました｣』』




すぐ壇上から降りて場地＆千冬と文化祭を回ったが、その後の灰谷兄弟との接触は一切なく無事文化祭は幕を下ろした。

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