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靴が68足 ページ29

貴方side


あの後、左足1本で戦ったけど見事敗北。竜胆は右腕と左足に青痣や擦り傷がついてて、俺の左肩と右膝を脱臼して完全に行動不能。んで、今戻して貰ってんだけど初脱臼なので…。




「フーッ…フーッ…」


『マジでやったら折ってた…脱臼だから許してくれ…ごめんな…』


「違うんだ…骨折ろうとした事にも突っ込みたいけど俺初脱臼なんだよ」


『あ…あぁ…誰か俺の姿隠す様に大神に向き合ってくれ、力入れられるとミスる』


『鶴蝶行けば?』


『俺?わかった。大神…話そうぜ』




そう言って俺は鶴蝶と向き合う。鶴蝶はデカいし特服で竜胆が見えにくくなるから。焦るけど鶴蝶が少しずつ俺に話しかけてくれる。




『Aは最近なんか楽しい事があったか?』


「最近?えーっとえーっと…蘭の顔に蜘蛛描いた」


『お、おう…』


「それと竜胆の足にへッ…!ッ〜!!!」


『右足どうだ?』


「痛くない。動かせる…」


『さっきの話後で聞くからな。次、左肩行くぞ』


『あ、あ今日の特服どうだ!』



必死に喋ってくれる鶴蝶だが、今の右足でへっぴり腰の俺は竜胆が来るだけでも嫌すぎて、鶴蝶からも離れようとする。それに気付いてか鶴蝶が俺の足を思いっきり掴んで離さない。お前ぇ…!




「待ってマジで待って竜胆?竜胆!?」


『はい右手で俺の手と握手』


「?はい、握手…したけどなっ!!?」



突然竜胆は俺に握手を求めてきてキョトンとして握手をしたが、意味がようやくわかった。蘭が後ろから左肩の脱臼を直したのだ。急すぎて竜胆の手に爪を立ててるように思いっきり掴んでしまった。




『はい、おしまい♡』


「竜胆マジでごめん…ぶん殴っていい、思いっきり掴んだ血出てるごめん」


『…兄ちゃん』


『顔の落書きがこれでチャラだろ〜?』


「あれは…俺の名前書いたゼリー食べたからじゃんかぁ」


『大丈夫か…?お…お…』




痛みと最悪感でグズりだすと、笑う蘭と呆れる竜胆。鶴蝶は、急に俺がグズったのでアワアワしながら撫でてきた。俺も少しずつ落ち着くと、突然鳴るスマホに「日向ちゃん」と出てきて電話をと
った。




「はい…日向ちゃんどうした…」


『大神くん…私…武道君に…振られちゃった』


「…は!?」




突然のカミングアウトには、さっきまでの涙も痛みも引っ込んでカワセミに乗った。蘭と竜胆には友達の女の子泣いてるからちょっと様子見てくるとだけ伝えて、エンジンを掛けた。

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絶狼(ゼロ)(プロフ) - 43 −ヨミ−さん» ありがとうございます。物語の展開もかなり早く進められたので個人的に満足しております。性格はかなり友愛寄りの小説なので大雑把な子になりましたが喜んで頂けて幸いです。更新頑張りますね!お時間があれば番外編が更新されているのでお暇があれば是非是非。 (2021年10月16日 14時) (レス) id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)
43 −ヨミ−(プロフ) - コメント失礼致します…!( . .)" 物語の展開や主人公の性格等ほんとに好きで、一気に読んでしまいました…!! 滅茶苦茶好きです、更新頑張って下さい(*ˊˋ*) 応援しております…!! (2021年10月16日 6時) (レス) id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
絶狼(ゼロ)(プロフ) - しろつめさん» いえいえリクエストとかあれば番外編で言ってくだされば大歓迎です。お返しのお返事は結構です十分嬉しい言葉を頂けました。こうやってコメントを送って頂いて、読んでくださって嬉しいです。 (2021年10月13日 23時) (レス) id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)
しろつめ - 絶狼(ゼロ)さん» わ〜〜!!!見てきました、やっぱり好きデス……!! こちらこそありがとうございます!!!!応援してます! (2021年10月13日 21時) (レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
絶狼(ゼロ)(プロフ) - しろつめさん» ありがとうございます。作者のペースで更新頑張ります。良ければこの作品で初めてコメント頂いたのが嬉しくて番外編も作ったので、お暇なお時間あれば是非 (2021年10月12日 21時) (レス) id: 1a90028617 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:絶狼(ゼロ) | 作成日時:2021年10月9日 0時

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