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ママ⦅手術の日に会った、Aちゃんのお友達。きっとAちゃんのこと、すごく大切にしているんでしょうね…Aちゃんにとっても、その人は大切な人なんじゃないかしら?⦆
ママが言う、"わたしのお友達"とは、ジヨンのことだろう。
「どうしてそれを……」
ママ⦅彼がAちゃんを見る目、ただのお友達を見る目ではなかったもの⦆
そう言って、ふふふっと笑うママ。
ママ⦅もちろん、Aちゃんが決めた事なら、それに反対したりしないわ。でも、Aちゃんのことをいつも支えて、力になってくれる人は誰なのかしらね⦆
何故か少し楽しそうにそう言うママ。
「そうですね…退院までに、少し考えてみます」
ママ⦅そうするといいわ。とにかく今日は、ゆっくり休んでね⦆
おやすみなさい、と言って電話が切れた。
訪れた静寂の中、ふとママの言葉が頭を過ぎる。
わたしを支えて、力になってくれる人…
わたしは今まで、たくさんの人に支えられて生きてきた。
リヨンを含めた職場のみんな、BIGBANGのみんな、田舎のオーナーとママ……。
その人達の中で、わたしの一番の活力になっていた人は誰だったんだろう?
少し考えてみたものの、あまり深く考える必要もなく答えは明白だった。
「その人の側にいたい」
わたしを支えて、わたしの力になってくれる人。
わたしの、大切で大好きな人。
また明日、改めて伝えよう。
そう心に決めて、穏やかな眠りについた。
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ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時