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86. ページ42

「何…してた?この2年」






ジヨンと離れてから2年。

わたしはというと、ジヨンを忘れようと必死で。



引っ越したり、思い出を頭から消すことしか考えてなくて。





今思うと、すごく無駄な抵抗をしてたなって思う。





『うーん…Aを忘れようとしてたけど、全然忘れられなくて。だから、仕事ばっかしてた。他の女に目移りすることすら無かったかな…なんか、興味が湧かなくてさ(笑)』




そう言って懐かしむような目をするジヨン。





忘れようとしていたのは、同じだったんだね。





『Aは?』




不意に名前を呼ばれ、また少しドキッとしてしまう。




久しぶりのジヨンとの時間、少しだけまだ慣れない。





「うーん、わたしもジヨンを忘れようと必死で…ソウルから引っ越して田舎でほっそりと暮らしてたよ。結構おしゃれなカフェでバイトしてるんだ!オーナーもママもいい人でね…」





『あぁ、そのママなら会ったことある。今度連れてってよ、その店』




何故かママに会ったことがあると言うジヨン。




「え?どうして…」



驚いてそう聞き返すと




『Aが手術した日、心配で来たって言ってた。連絡してやれよ?ちゃんと』





「そう…だったんだ。うん。するよ」





ママに、手術の日は伝えてあった。けど、こんな遠くまで来てくれていたなんて。



知らなかった。あとでママに、お礼も兼ねて連絡しておこう。





『忘れようとして…俺のことは、忘れられてた?』





少し切なそうに、不安そうに聞いてくるから。





「ううん…結局忘れられなかったよ。ジヨンの面影を…探してばっかりで。この2年間もずっと…ジヨンのことが好きだった」





素直な気持ちを伝えると、




『……俺も』




とだけボソッと言って、俯くジヨン。




「ジヨン?」



どうしたの急に。

そう思って顔を覗き込むと



『見ないで……顔赤いから』



恥ずかしそうにそう言って。



…まさか。



「照れてる?(笑)」


『…うるせ』



何故かガチ照れ。


かわいいなぁ、女の子みたい(笑)
って思ったけどジヨンには内緒。

87.→←85. side GD



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設定タグ:BIGBANG , 恋愛 , K-POP   
作品ジャンル:恋愛
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ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時

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