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一瞬、何が起きたのか理解できなかった。
メモを見たときは、何も思い出せなかったけど。
一番最初にジヨンさんの名前が書いてあるってことは、きっと一番にその名前が浮かんだってことなんでしょう?
きっとわたしは彼のことをとても大切にしていたんだな、と思った。
それをなんとかジヨンさんに伝えたくて、少し照れくさかったけど、想いの丈を伝えたら。
「…ちょっ、ジヨンさん…?!」
何故か急に抱きしめられて。
……あれ?
なんか、この感じ……
…知ってる。
急に抱きしめられたこと、前にも多分、ある。
でも、一体誰に…?
そんなことを思いつつ、ジヨンさんの温もりが心地よくて
もうしばらくくっついていたい…なんて思ってたのに、不意に離れてしまった体温。
「テレビでも見ましょうか?」
多分顔が真っ赤なわたしは、ジヨンさんの顔を見ることができなくて。
部屋が静かなことに気づいて、咄嗟にそう言った。
「あれ?これって……」
つけたテレビにはちょうど、歌番組が映ってて。
司会者⦅続いてはBIGBANGの皆様です!⦆
「ジヨンさん…?」
BIGBANGって確か、有名なグループだったんじゃなかったっけ。
BIGBANGと呼ばれた5人組の中に、見慣れた顔が1人。
そういえばジヨンさんのお仕事って、歌うたってるって言ってたけど。
え?もしかして…
「ジヨンさんって、BIGBANGだったの…?!」
『まぁそんなとこ(笑) 本当に知らなかったんだな(笑)』
ちょっと恥ずかしいけど、なんて付け足してボソッと言うジヨンさん。
え、嘘でしょ…?
え?そんな有名人と友達なの、わたし?
混乱している横で、歌番組は続いてて。
司会者⦅今回の新曲は、作詞をG-DRAGONさんが手がけたということですが?⦆
『えぇ。今回は僕の経験を基に書きました。みなさんも、きっと経験したことのある痛みだと思います。その辺りを聴いていただけたら嬉しいです』
テレビの中で、真剣な顔で語るジヨンさん。
その横で、
『これいつの?あーあの時かー』
なんて笑っているジヨンさん。
なんなのこの状況…。
司会者⦅なるほど!それではBIGBANGの皆様に歌っていただきましょう⦆
わたしの混乱は収まっていないのだけど、テレビの中では着々と話が進んでいた。
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ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時