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78. ページ34

一瞬、何が起きたのか理解できなかった。





メモを見たときは、何も思い出せなかったけど。

一番最初にジヨンさんの名前が書いてあるってことは、きっと一番にその名前が浮かんだってことなんでしょう?






きっとわたしは彼のことをとても大切にしていたんだな、と思った。



それをなんとかジヨンさんに伝えたくて、少し照れくさかったけど、想いの丈を伝えたら。







「…ちょっ、ジヨンさん…?!」



何故か急に抱きしめられて。







……あれ?





なんか、この感じ……







…知ってる。







急に抱きしめられたこと、前にも多分、ある。





でも、一体誰に…?





そんなことを思いつつ、ジヨンさんの温もりが心地よくて
もうしばらくくっついていたい…なんて思ってたのに、不意に離れてしまった体温。






「テレビでも見ましょうか?」





多分顔が真っ赤なわたしは、ジヨンさんの顔を見ることができなくて。


部屋が静かなことに気づいて、咄嗟にそう言った。








「あれ?これって……」



つけたテレビにはちょうど、歌番組が映ってて。




司会者⦅続いてはBIGBANGの皆様です!⦆







「ジヨンさん…?」





BIGBANGって確か、有名なグループだったんじゃなかったっけ。







BIGBANGと呼ばれた5人組の中に、見慣れた顔が1人。






そういえばジヨンさんのお仕事って、歌うたってるって言ってたけど。





え?もしかして…





「ジヨンさんって、BIGBANGだったの…?!」




『まぁそんなとこ(笑) 本当に知らなかったんだな(笑)』




ちょっと恥ずかしいけど、なんて付け足してボソッと言うジヨンさん。





え、嘘でしょ…?

え?そんな有名人と友達なの、わたし?




混乱している横で、歌番組は続いてて。




司会者⦅今回の新曲は、作詞をG-DRAGONさんが手がけたということですが?⦆




『えぇ。今回は僕の経験を基に書きました。みなさんも、きっと経験したことのある痛みだと思います。その辺りを聴いていただけたら嬉しいです』



テレビの中で、真剣な顔で語るジヨンさん。




その横で、


『これいつの?あーあの時かー』


なんて笑っているジヨンさん。




なんなのこの状況…。





司会者⦅なるほど!それではBIGBANGの皆様に歌っていただきましょう⦆



わたしの混乱は収まっていないのだけど、テレビの中では着々と話が進んでいた。

79.→←77. side GD



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設定タグ:BIGBANG , 恋愛 , K-POP   
作品ジャンル:恋愛
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ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時

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