49. ページ4
「いらっしゃいませ!」
「お、Aちゃん。今日も元気だね(笑) ホット1つ頼むよ」
「こんにちは、いつもありがとうございます ♪」
2年もここにいれば、仕事の内容なんてほとんど頭に入ってるし。
こうして毎日来てくれる常連さんともすっかり顔馴染みで。
常連さんはいつも同じメニューを頼むから、わざわざオーダーを聞かなくたって、何も問題なく仕事が出来る。
の、はずだったのに。
「あれ…えっと、2番テーブルの方…オーダーは…」
ママ「ホットって言ってたわよ?」
「あ、そうだった(汗) すみません、なんかぼーっとしちゃってて」
ママ「Aちゃん…、最近なんか変よ? 物忘れ…激しくなったんじゃない?」
ここ1ヶ月くらい、物忘れがとても激しく、仕事に支障を来し始めていた。
「そ、そんなことないですよ!(笑) 最近考え事とか、よくしちゃうから…きっと、そのせいかな?(笑)」
笑いながら言い訳をしたのは、きっと自分の為。
もしかしたら…なんて、信じたくなかったから。
物忘れが多くなった1ヶ月ほど前から、頭痛も頻繁にするようになってきてて。
しかも、毎回頭が割れるんじゃないかってくらいの激痛。
それにプラスして、吐き気。最近は目眩も。
大丈夫大丈夫!なんて思っていたけど、最近ではママやお客さんにまで心配される始末。
さすがに…放置出来なくなって、仕事が休みの日に病院へ行った。
203人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時