検索窓
今日:28 hit、昨日:0 hit、合計:43,711 hit

72. side GD ページ28

この瞬間を、どれだけ待ちわびたことか。








Aがついに、目を覚ました。






それだけで、泣きそうなくらい嬉しいのに。







それと同時に、とても悲しくて胸が張り裂けそうだった。







だって、






医者「それでは…こちらの男性の名前は?」






自分の名前は覚えてると言うAに、俺のことはどうかと聞いてみても






「ごめんなさい…」





返ってきたのは、俺の心を砕くには充分すぎる、残酷な言葉。









記憶力に影響が出るとは聞いていたけど…






いざ目の前に突きつけられると、辛すぎてどうしたらいいのか…。







医者「とりあえず今夜はもう遅いので、安静にしていてください。明日、また詳しく検査をしますから」






そうAに告げて、医者は部屋から出て行った。








目を覚ましたAと部屋に取り残された俺。









「あ、あの…」




沈黙を破ったのはAの方で。





『ん…何?』







「あ、あなたは…」




すごく言いづらそうなAの表情。





Aが言わんとしていることを察して





『あ、俺はジヨン。Aの…友達だよ』




そう、嘘でも本当でもない自己紹介をした。






「そうなんですか…すみません、何も覚えてなくて」





そう言いながら本当に申し訳なさそうな顔をするので



『いや、大丈夫。気にしないで』



そう笑って、Aの横に腰掛けた。

73.→←71.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
203人がお気に入り
設定タグ:BIGBANG , 恋愛 , K-POP   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。