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71. ページ27

まばゆい光を感じて強く目を閉じた。




そっと目を開くと、目の前にはすごく綺麗な顔の男の人。







貴方は…誰?







わたしの左手を強く握っていて、わたしを心配そうに覗き込んで。






『っ……A…!』





わたしの名前を呼ぶ彼の声。





ああ、この人だったんだ。






わたしを闇の中でずっと呼んでくれて、闇から救ってくれたのは。







「…?」







よく状況がわからず、黙ってしまうわたしに





『ちょ、ちょっと待って、先生呼んでくるから』





そう、早口に言って出て行った彼。





ここって…病院?





なんで病院にいるんだっけ…?






ダメだ…全然思い出せない。






うーん、と1人で頭を抱えていると、先ほどの男性と、白衣を着た男性が部屋に入ってきて。






医者「Aさん、わかりますか?」





そう、わたしに声をかけた。





「あの…ここは…」





医者「ここは病院です。Aさんは、脳の病気で手術をしたんですよ。手術をしてから1ヶ月…ずっと眠り続けていました」





「1ヶ月…?」




手術?病気?1ヶ月?





情報量が多すぎて、頭がついていかなかった。







医者「Aさん…ご自分のお名前はわかりますか?」






「え、えぇ…」





医者「それでは…こちらの男性の名前は?」





そう言って、お医者様が指した先には、さっきまでわたしの手を握っていた男性の姿。






何だろう…名前はわからないけれど、ずっと一緒に居たような…見たことがあるような。






でも。




「ごめんなさい…」




名前がどうしても思い出せなかった。




医者「そうですか…Aさんの場合は、自分のお名前以外は全て…忘れてしまっているようです」







そう、お医者様は男性に告げていた。





その男性は、なぜかいまにも泣きそうな顔をしていて。






わたしをただずっと、真っ直ぐ見つめていた。

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設定タグ:BIGBANG , 恋愛 , K-POP   
作品ジャンル:恋愛
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ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時

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