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70. side GD ページ26

『終わった…』






連休前最後の仕事。



それがついに終わったのは、夜になってからだった。








ス「これからどーします?!クラブでも行って呑みますか!?」





相変わらず元気なスンリは、うきうきして楽しそうに話しかけてきたけど。





『わりぃ、俺はパス』





Aのとこに行かなきゃいけないから…ごめんなスンリ。





ス「えー…まぁジヨヒョンは仕方ないですね!Aヌナの所に早く行ってあげてください!」





『あぁ、ありがと。じゃお疲れ』






そう言って足早に楽屋を後にし、真っ先に病院へ向かった。








面会時間はもうギリギリ。



だけど、一目Aに会いたくて、車を飛ばした。






『A〜〜…遅くなってごめんな』





今日もまた、眠るAに話しかけて手をそっと握った。






スー、スー、という規則的な呼吸音。





『A…』




髪が目にかかっていて。


それを退けようとして、Aの額に手を伸ばした。





スッ…と、俺の手に素直に退かされた、Aの柔らかい髪。




その瞬間。









「ん……っ」








『A…?』







今まで閉じていた目を、さらにぎゅっと強く閉じて。






『A!A…っ!』





俺の手を、ぎゅっと握り返して。








まるで、長い長い眠りから覚めた、おとぎ話のお姫様のような。






「…?」





『っ……A…!』





澄んだ綺麗な瞳と、目が合った。

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設定タグ:BIGBANG , 恋愛 , K-POP   
作品ジャンル:恋愛
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ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時

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