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48. ページ3

テレビに映る彼らを見たことで思い出される、ジヨンとの記憶。




《A〜!おかえりっ》





《A、俺と…付き合って?》






この2年、ジヨンを忘れたことなんて、1度も無かった。






ジヨンとの思い出が多すぎるあの場所から、逃げるようにこちらに引っ越して来て。








思っていた通り、目にする機会は減ったけど、心から消えてくれることはなくて。







自分から逃げたくせに、結局2年も忘れられないなんて……



ほんっと…バカだよなぁ、わたしって。









《Aさん、ジヨンと…別れてくれないか》






あの日、わたしの目を真っ直ぐ見てそう言った社長は、まるで……





"輝かしい未来に傷をつけないでほしい"




そう言ってるようにしか聞こえなくて。






BIGBANGの人気ぶりや、ジヨンの忙しさを見たら…



わたしは邪魔なんだって、そう思って何も言えなかったんだ。







「…っ、いた……ぃ…っ」





不定期に、原因不明の頭痛がするようになったのもあの頃から。






きっと、ストレスとか疲れだろう…自分ではそう思っていた。






ゆっくり休めばすぐ治る、とそう思っていたのに。








2年経っても相変わらず頭痛に襲われる日々。







最近では、





「っ……!!」






吐き気まで襲ってくるようになって、まともにご飯を食べられない状況だった。








そういえば、社長に辞表を出しに行った時も




《失礼します…今日はこれを、渡しに来ました》





《Aさん…貴女が本当に、賢い方で良かった》






不敵な笑みを浮かべて、邪魔者を排除したと言わんばかりの社長の目の前で






《……っ…、》





突然、気を失いそうになるほどの激しい頭痛に襲われて……その場に座り込んじゃったんだっけ。





そんなこともあったなぁ、なんて…今では全てが懐かしく感じられる。

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設定タグ:BIGBANG , 恋愛 , K-POP   
作品ジャンル:恋愛
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ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時

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