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翌日。
「あ〜、よく寝たなぁ」
仕事も家事も何もない1日は久しぶりで、よく眠れた。
昨日で手術の話や術後のことの説明など、一通り話は聞いていて。
手術は明日だし。
今日1日暇になる事はわかっていたので。
担当の先生に頼み込んで、数時間だけ外出許可をもらった。
懐かしい思い出のソウルを、この目に焼き付けておきたかったから。
「さ、出かけよう」
ご飯を食べて支度も済ませ、少しばかり、感傷に浸る旅に出た。
「変わってないなぁ…あの頃と」
2年ぶりのソウルは、街並みもほとんど変わっていなくて。
あの頃と変わらない街並みに、胸が痛くなった。
この街のどこかに、きっとジヨンがいるのだろう。
今日も相変わらず、仕事してるのかな?
それとも…新しい彼女と、デートかな?
そう考えたらチクリと痛む心には、気づかないふりをした。
色んなところを見てまわったら時間はあっという間に過ぎて。
「あ〜…もう戻らなきゃ」
外出許可の時間が迫っていたので、足早に病院へ戻った。
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ÑoëL(プロフ) - 雪ノ宮深音さん» ハッ!外すの忘れてました(;;)ありがとうございます! (2017年12月9日 21時) (レス) id: 148b97988e (このIDを非表示/違反報告)
雪ノ宮深音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ!違反報告されます。 (2017年12月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ÑoëL | 作成日時:2017年12月9日 4時