溺レル (ページ7)

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辺りも暗くなってきたため"また来てくださいね"
と言って笑顔で手を振る慎さんにお辞儀をし、
見送られながら店を出ると

帰る途中楓とこんな話をしていた。

…

｢Aさ～魅で働いてるホストさん達の中で
良いなって思う人見つけた？｣

｢全員の顔、ちゃんと見てないしわかんない。
でも私の予想だと誰一人として良い人は居ないね｣

｢え～つまんないの。｣

｢楓は良い人見つけた？｣

｢私は壱馬さんかな？一緒に買い物行ったけど
凄い愛想も良くて楽しかったよ！｣

と、女子トークを繰り広げていました…(笑)

夢中になって話しているとあっという間に
家の前に到着。

そのまま楓の姿が見えなくなるまで
その場に佇み見送り中へ入ると

プツリと糸が切れたようにソファの上に
容赦なく倒れ込む

…そしてそのまま完全にシャットダウンして
しまい、その後は一度も起きる事なく
夢の中にまっしぐら

.

＿＿＿＿＿翌朝。ハッ！と勢いよく起き上がり、
時計を見るとAM6:00＿＿

珍しく早起きをして、今日からまた
仕事か～なんて憂鬱に考えつつ
出勤時間まで未だ時間もあるし
シャワー浴びよ。と言い
シャワーを浴び髪を乾かし終えて

アレも違うコレも違うと今日の服装を悩んだ結果

シュプのロゴが入ったシンプルなカット
シャツにカーキ色のMA_1を羽織り、
黒のスキニーを履いてアクセをつけ
余裕を持って30分前には家を出た。

…

そういえば自己紹介した時、職業言って
なかったけど実はこう見えて…
ファッションデザイナーやってます(笑)

.

……やっと職業も言えて一通り話し終え一件落着。

そして、今日も多忙な一日をこれから
私は過ごす事になるのでした。