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…
「もしもし、遅くなってごめんね」
「大丈夫です こっちこそさっきは
すみませんでした」
「寂しくて掛けて来たのかなーって
思ってたのに残念(笑)」
「慎さんのことそんな風に思ってないので
安心してください(笑)」
「なーんだ、つまんないの」
.
なんて他愛のない会話にも一段落が着いたところで
タイミングを見計らい、先程の話題を切り出した
.
「…そういえばどうして暗い顔してたんですか？」
「んー、最近好きな子ができたんだよね俺
でもその子全然振り向いてくれなくてさ(笑)
頑張ってるつもりなんだけど…それが顔に
出てたのかも。」
「慎さんって恋するんですね」
「はあ？それ失礼じゃない？(笑)」
「ごめんなさい(笑)」
「……そういうAちゃんは 今好きな人
とか居ないの？」
「私は恋愛とか向いてないんで そういうのは
作らないようにしてます」
「じゃあ、これからかー」
「え…何がですか？」
「ん？あー何でもないよ(笑)」
.
クスクス笑いを混ぜつつ慎さんは上記を述べると
"もう遅いし また今度話の続きしよっか"
と追記して、慎さんの意味深な言葉に疑問を
持ちながらも電話を切ることになった。
.
「それじゃ、またね」
「あ、はい」
「おやすみ、A」
「おやすみなさい」
.
慎さんとの通話が終了し、言葉の意味は
後々考えることにして 枕元にスマホを置き
電気を消して そのまま私は眠りについた
…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
SIDE MAKOTO.H
.
Aちゃんとの通話が終わり、やっぱり
恋愛には興味無いんだなって思った
ま、最初からそんな気がしてたから
好きな人を作らないって聞いて 驚きも
しなかったけど
.
.
.
………でも、これからが本番
.
.
＿＿＿＿＿全力で堕としにいくから
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作者名：カレン | 作成日時：2017年7月21日 15時
