妖万華鏡空虚咎送り弍【完結】 (ページ13)

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＊特別編＊ページ13

※このお話では、紡ちゃんも一人のキャラとして出てきます。
　少しでも不快(?)に思う方はバック推奨です。

妖1｢いつ食べてもあんずちゃんのラーメンは
心が安らぐように感じて美味しいねぇ。
何度も食べにきてるけど全然飽きないよ｣

『本当ですか!? ありがとうございます!
いつでも作れるように努力いたします!』

数年が経っても、あれ以来事件がない。
玉藻前の事件は、本当に大きかったし、
晴明のことは公にはされなかったけど
町中で、“復活した災厄事件”として
広い地域にそのことが波紋のように広がった。

重｢最近の葛葉はどないどすか。今日もラーメン頼むわ｣

『重殿、いらっしゃい!
いつもにですね、畏まりましたっ!』

湯切りをして、汁、麺、そして鳴門などを入れて
暖かくほかほかなラーメンをコトリと音を出し置く。
ラーメンを啜ると白く曇るメガネに面白く吹き出す。

重｢ちょい、笑わんといてくれるのんー!?
わし、目ぇ悪いんやさかいしゃあないやんー｣

楓｢失礼。俺も頼む｣

『ふ…じゃなくて、楓殿!
分かりました、すぐできますのでね!』

九尾の狐｢今日は何やら大盛況だねぇ。
玉藻前の一件からだいぶ落ちついたようだしね。
一番はあんずとあまねの活躍だもんね｣

『い、いえ、これは刀衆殿や六人衆様たちが
わたしたちの言葉などを全て信じてくれて、
一緒に行動をしてくれたからの結果ですので』