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｢あ、みっちゃんおはようー｣
｢おはよう。これお弁当な！｣
｢ありがとうございます！｣
朝はいつもよりスッキリしていた。
今なら何でもできる気がするくらいだ。
｢なんかスッキリした顔してるな｣
｢うん、きのういっちゃんが慰めてくれたんだ！｣
｢ちょっと、誤解生むような言い方やめてくれません？｣
｢あ、いっちゃんおはよー｣
｢一織の事だから普通に相談聞いてやったんだろ？｣
｢流石兄さんです｣
成長するたびに親が厳しくなっていったから、いっちゃんやみっちゃんとまた本当に笑いあえるなんて思ってなかった。
でも、助けてくれた。
私の大切な幼馴染。
まだ、あの親の鎖は解けないかもしれないけど
｢どうしました？｣
｢また体調悪いか？｣
いつか絶対、壊してやる。
｢ううん！大丈夫だよっ！｣
だから、私を使って。
マネージャーとして。
無理はしないから。
パーフェクト高校生でもないけど私なりに頑張るから。
せめてもの、恩返しを
END
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作者名：稜樹彩葉 | 作成日時：2017年11月2日 8時
