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勢いで校門来ちゃったけど…
汗かいて髪の毛がくっついて邪魔くさい…！
でも、この長い髪の毛は面倒くさいけど…ちゃんと大切なものだから…
先程外したイヤホンをまたして校門でとりあえず立つ。
えーっと、いっちゃん待てばいいのかな。
私マネージャーさんの顔分かんないからなぁ…
怖い人だったらどうしよう…
いきなり怒鳴ったり殴ったりする人だったら…？！
｢瑞野Aさんですか？｣
｢ひゃっ！！｣
急に横から話しかけられてビックリしてしゃがみ込む。
ゆっくりと顔を上げてみると可愛らしい女の子が立っていた。
｢と…突然話しかけてすいません！
私、小鳥遊事務所でIDOLiSH7のマネージャーをやっている小鳥遊紡と申します。｣
そういって丁寧に名刺まで渡してくれる小鳥遊紡と名乗った綺麗な女の人。
｢すっ、すいません！
瑞野Aです！｣
ばっと立ち上がり名刺を受け取る。
あれ…
｢どうして私が瑞野Aだって分かったんですか…？｣
｢一織さんに特徴を教えてもらいました！
茶髪の長い綺麗な髪の毛に、吸い込まれそうな青緑の瞳で高確率で片耳か両耳にイヤホンをしていて、とても可愛らしい方だと言ってましたので。｣
｢そ、そうですか…｣
茶髪なんてたくさんいるし、可愛い人ならもっと沢山いるのに…
たしかに高確率でイヤホンはしてるけど…
というかいっちゃん褒め過ぎていないですか！
｢とりあえず一織さんと環さんが来るまで車の中で待っていてもらってもいいですか？｣
｢は、はい…｣
なんだか緊張して口から心臓が出てきそうな気分だ…
｢そんなに緊張しなくてもいいんですよ。｣
｢は、はい…｣
｢そういっても緊張してしまいますよね。｣
｢あ、あの…どうして私なんですか？｣
｢一織さんが推薦したんですよ。
"彼女ならIDOLiSH7をもっと輝けるものにしてくれます"って。｣
いっちゃんが私を推薦した…
その意図はよく分からないけど…
｢がっ、頑張ります… ！｣
｢マネージャー、いつも迎えに来てくれてありがとうございます。｣
私が言葉を言い終わった瞬間、車のドアがガチャっと開きいっちゃんと四葉さんが入ってきた。
｢いっちゃん！｣
｢よかった、ちゃんとマネージャーと会えたんですね。｣
｢一織さんの言う通り可愛らしい女の子ですね！｣
｢私の大切な幼馴染ですからね。｣
…話が噛み合ってそうで噛み合ってないように聞こえるのだが…
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作者名：稜樹彩葉 | 作成日時：2017年9月23日 23時
