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｢というかどうやって家入ったの？｣
｢昔もらってた合鍵です。｣
まだ持ってたんだなぁ…
といいつつ、私も合鍵は持ったままなんだけども。
｢あ、ロップちゃんついてる。｣
｢えっ？！外してきたはずが…！｣
｢嘘だよ？｣
｢っ…！あなたって人は！｣
｢あはは！｣
大丈夫。
今日は寂しくない。
だって2人がいるから。
でも…
どこかに感じているこの孤独は、なに？
これは、消せないの？
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Side Mitsuki
よかった、ちゃんと飯は食えるんだな。
｢みっちゃん？どうしたの？｣
｢何でもねえよ｣
｢そう？なんかあったら頼ってもいいんだよ！｣
｢それはお前もだからなー？｣
そう言ってAの頭をくしやくしゃと撫でる。
｢っ…｣
一瞬戸惑いを見せてからまた昨日と同じような笑顔を見せた。
｢あ…あはは！わかってるよ！｣
｢よし、ゲームでもするか！｣
｢いいのかな？ま、いっか！｣
｢何します？｣
ゲーム機を操作してるAは、初めて操作するという感じだった。
少ししかやったことないオレらは簡単に勝つことが出来る。
｢初めてやるんですか？｣
｢うー…だっていつもゲームするのはお父さんだもん…
みつちゃんもいっちゃん強い…｣
｢あなたが弱いんですよ。｣
ちょっとムキになってる幼馴染につい笑いが零れてしまう。
｢テレビ使うのなんてIDOLiSH7の観るくらいだもん！｣
｢ほんと私たちのこと大好きですね…！？｣
｢部屋見る？｣
｢おぉ！見てみたい！｣
久しぶりに入るAの部屋は、まぁ予想通り前に入った時より大幅に変わっていた。
｢うわっ！オレと一織がめっちゃいる！｣
｢ふっふっふー！
ちゃんと限定のやつのとかも揃えててねっ！｣
壁にはIDOLiSH7のポスターが何枚も貼っており、棚にはライブで使ったであろううちわやペンライト、タオルなども飾ってある。
｢部屋…かなり変わりましたね｣
｢いっちゃんみてみて！痛バだよ！｣
｢すごいですね？！｣
でも、語ってるAはすごい幸せそうで楽しそうだ。
それにしても…どこ見回してもIDOLiSH7の部屋だ。
｢みっちゃんどうしたの？疲れちゃった？
なんかごめんね…？｣
｢いや。なんでもねぇよ！｣
｢そう？｣
｢これ、前回のテスト結果ですか？｣
｢あぁぁぁあ！なんで見つけちゃってるの？！隠してたのに！｣
｢見ないでって…学級1位ってすごいじゃないですか。｣
｢うわ、ホントだ！｣
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作者名：稜樹彩葉 | 作成日時：2017年9月23日 23時
