9冊目 ページ10
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気付けば深い眠りの底へと落ちていた昨夜、そして今朝は目が覚めた瞬間に入ってくる夥しい数の情報量
ども、起き抜けに一杯食わされたAです。
眠気で視界に霧がかかった上、覚束無い手に取ったスマホ
それが時限爆弾だったなんた誰が察知出来るものか
『僕の本LINE、勝手にマイキー君に友達登録されてるわ
メッセージで遅延性の睡眠薬飲まされてた事を知らされるわで…ホント意味わからん』
未だにベットの上で座り込み、悶々と数十分も頭を抱える僕に分かり易く状況説明して下さる方はお客様の中にいらっしゃいますか？？？
早くも反社のマイペース過ぎる生活に、ツッコミと頭が追い付けなくなって置き去りにされそうになっていた最中
急に自室の扉が開け放たれた。
「おはよう、良く眠れたか？」
『鶴蝶さん、それ逆に僕が聞きたいッス』
常日頃からこの生活に馴染んでしまっているのか、心配する僕の言葉は中々届かず次第に話題が移り変わる。
付け加えて無関心なのか目線の場所は僕ではなくって、寝台に添えられた不細工な猫のぬいぐるみ
一挙手一投足に一々反応を示す僕も僕だが、流石にこれは酷いと表情に少しの恨みを込めた。
「そんな顔をするな、余計にイラつく
それはそうと、そう言えばここでのルールを教えるのを忘れていた
取り敢えずコピーしてきたから一応目を通しておけ」
『うげぇ、めっちゃある…』
渡されたのはビッシリと明朝体の文字が詰められた箇条書きの書類。
裏は白紙だから後で推しカプでも描いておこうかなんて悠長に考えつつ、ふと目に留まった言葉と相反する思考を意見として声に出す。
『あのぉ…鶴蝶さん、折り入ってお願いがありまして
自分で家から取ってきたい荷物が』
「駄目だ、外出禁止だと明記されているだろ
後日部下たちに運ばせるし、どちらにせよ此処には到着するから大人しく待ってるんだな
必需品は直ぐに此方で揃える」
薄々勘付いてはいたが、やっぱり許可が下りずに即刻一刀両断され
悲しくも冗長酌量の余地なしに部屋を出て行こうとする鶴蝶さん、別れ際に縋り着こうと必死で彼の背中を只管に追いかけた。
絶対零度よりも冷たく感じる視線が痛いものの、僕とて諦める気などさらさらない。
『他人の性癖知って、何になるんですかっ！』
「ッ？！」
自宅の本棚に積まれたBL本、あれを運び出すには相当な勇気が必要であろう
触手×オーク+ゴブリンが易々と攻略されてなるものか。
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わいｔ - いつになったら更新してくれるんですか！楽しみすぎて死ぬって！！ (7月27日 22時) (
レス) @page35 id: 258f12dfbe (このIDを非表示/違反報告)
乾燥(プロフ) - くっ...好みすぎて...ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｯ無理しない程度に毎秒更新待ってますぬ... (2023年1月1日 18時) (レス) @page35 id: c00320f8c9 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - 莉夢#梵天の信者さん» ありがとうございます！あわわ、神がおるww貴方様の作品も本当に大好きです。 (2022年10月19日 8時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
寝ん子(プロフ) - 雪の兎さん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります(*^^*) (2022年10月19日 8時) (レス) id: 9e9a5a7301 (このIDを非表示/違反報告)
莉夢#梵天の信者(プロフ) - あぁ、、、好きです、、、(*‘ω‘ *)最高。 (2022年9月24日 16時) (レス) @page19 id: 9e38cf74ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寝ん子 | 作成日時：2022年9月14日 7時
