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「修理呼ぶ？」
「あ！ストーブあるって確か！それ出そ！」
物置と化している部屋の奥の方にしまいこまれていたストーブ。
あったあったーと引っ張り出してくる。
すっかり凍えきった手でコンセントに指して電源をぽちっ。
「寒―い……」
ふたりで小さなストーブの前に正座して手を当てる。
「……」
「大ちゃん、これ全っ然、暖かくない」
「俺ももーちょい暖かいと思ってたわ」
予想を大きく下回る発熱量の低さ。
これじゃ真冬の空気をあっためるのには到底足りない。
「知念、やっぱ修理呼ぼ」
手を擦り合わせる様子を見かねて俺は携帯を出した。
「あ、まって、」
言い残して寝室に走っていく知念。
「え、ちねーん？」
全然暖かくないストーブに当たりながら修理の番号を調べる。
んーと、どこのメーカーだったけな……
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作者名：みぃ。 | 作成日時：2017年10月16日 12時
