楽園 ページ3
「昼にプリントが届いた。」
口を開く跡部様。確かプリントは女の子達が届けたはず。
「お前の入部届けと一緒にな。お前、神崎Aだろ？」
息が止まる。え、何を言っているのこの子。
てかなんでまず私の名前知ってんのよ！
「まさか…ストーカー…？」
「なわけねぇだろ。お前、テニス部入りたいんだろ？」
めっちゃクチャドヤ顔、イケメンなだけに凄い腹が立つわ。
「いや多分間違えよ、私書いてないもん」
「あまり時間を使わせるな。来い」
昇降口で待ってる友達に謝り跡部について行く。生意気なやつに様なんてつけてあげないもんね！
「お前ら、新しいマネージャーだ。」
パァンッと開かれたドアにはテニス部メンバーが集まっていた。
え、なに、雑くね？私の紹介雑くね？
「って！まだマネージャーじゃないわよ！え、何？私のこと好きなの…？それなら仕方ないわね…いってぇ！」
ゴチン、と私の頭を殴る跡部。
いやまってコイツグーで殴りやがった！！
「跡部、女の子の頭殴っちゃあかんて」
「アーン？女に殴ったことなんてねーよ」
「ちょ、アンタねぇ！」
何こいつ！氷帝学園のキングってこんな感じなの？もっとなんか紳士的かと思ってたんだけど。
「堪忍な嬢ちゃん。忍足侑士言うねん。よろしゅう」
「神崎Aです」
おっと、いけない。流れで自己紹介をしてしまったわ！
すると目の前に天使がはなしかけてきた。
「よろしくねー…俺芥川慈郎…。」
「…っ！！宜しく！ジローちゃんでいい？」
返事を聞かぬままジローちゃんは寝てしまった。天使か！
「今更マネージャーかよ、俺は向日岳人だ！」
今度はロリみたいな子が話しかけてきた。
この子も可愛い。
「よろしくね、がっくんでいいかな？それともムカッヒー？カッヒーにする？」
「がっくんでいいや」
やや引いた目でみられた。
うん、ごめんね…私ニックネームつけたくなるの。
「3年、宍戸亮だ。」
プイと顔を逸らし部活の用意をする宍戸亮。えまって。どストライク。ツンデレなの？心臓がギュンッてなった。可愛いこと楽園の如し。
それとも部活バカみたいな？
「よろしくね、宍戸…ヘヘ」
顔が緩むのがわかる。よし、マネージャーになろう。青春してやろうじゃないの！！
「2年はまだ居ねぇから流れで覚えろ。」
「へいへい…仕方ないかマネージャーやってあげるわ。跡部がそこまで頼むなら…！」
「あ？」
滅茶苦茶睨まれた。
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かるぴん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです。樺地との絡みがめちゃくちゃ面白いです。あと亜久津のことを白髪のサイア人と言ってたところもめちゃくちゃわらいました笑 続きが是非読みたいです！ (2022年4月18日 7時) (
レス) @page20 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - ムラさん» いえいえです！何度もコメントありがとうございます！是非幸村君も出させていただく予定です！是非これからも作品ともどもよろしくお願い致します！ (2018年8月12日 2時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
ムラ - 立海編ありがとうございます。とっても素敵でした。OVAの時のお話を書いてくださったのですね。是非また立海書いてください！その時は幸村もお願いします。 (2018年8月11日 21時) (レス) id: f886cf74df (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - アルテミスさん» アルテミスさん！初めまして、コメントありがとうございます！笑っていただけて嬉しいです！是非作品共々よろしくお願いいたします！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
アルテミス(プロフ) - 初めまして！この作品を読んでいて、蟻のくだりや雨のくだり、色んなところで笑いました！続き楽しみにしています！応援しています！ (2018年8月9日 15時) (レス) id: 2cc54b766f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかぴん | 作成日時：2018年7月29日 2時
