立海に来た 3 ページ15
「お願いします。」
「ああ。それと、同い年だから敬語はいらない。」
「えぇ！同い年って事は先輩だったんスね！？」
「う、うん一応ね…君は2年なのかな？」
「立海に来たなら覚えて帰ってくださいよ！立海のエース、2年切原赤也っス！赤也でいいっスよ！」
キャピンとウィンクを飛ばす赤也君。うん、これだから後輩って可愛いのよ…！
「赤也君宜しくね…！」
「どーせ後帰るだけっしょ！？なら、どこか行きましょうよ！ここで会ったのも何かの縁ですし…！」
心臓に矢が刺さる。え、何このコミュニケーション能力は！
何というか居心地が素晴らしく良い！！
「赤也、あまり困らせるのでは無い。家に帰るまでが偵察なのだ！」
偵察じゃないってば…！何この人、真田さん？可愛いけどかたい！！
「良いじゃないか。弦一郎。それに、氷帝のデータを集めるチャンスだと思えばいい。」
「あ、真田弦一郎って名前なのね。強そう。」
「むっ、何故俺の名前を」
いやさっき柳生君が真田君って言ってたよ…可愛いかよ
「ねーねー！行きましょうよAさん！俺マネージャーとか憧れてたんで羨ましいっス！」
私の腕を掴んでガシガシ揺らす赤也君
こんなの、行くしかないでしょ！
「もちろん！弦ちゃんも良いでしょ？」
「…弦ちゃんとは何だ！たるんどる！弦一郎と呼ばんか！！」
「え、下の名前呼びおっけーなの…！？弦一郎君…！」
「い、イキナリ名前呼びとはたるんどる！！！」
ねえどうしよう弦一郎君可愛すぎる。
私立海に来てから可愛いしか言ってない。
「早く行かないと遅い時間になってしまいます。神崎さんの帰りが危ないので早めに切り上げましょう。」
柳生君大人！育ちが良すぎるよ…！
「おーーい！何してるんだよ！」
「げっ」
声をする方に目を向けると、忍足とがっくんがいた。走りながらこちらに向かっている。
「何しとんねん。何他校ナンパしてんねん」
そして意外な言葉、何？心配してくれてるの？
「待って忍足！この人達はとても良い人で」
「知っとるわ。Aに言っとんねん。イケメンやからってほいほい声掛けてんねん。身の程知らずも大概にしいや」
「そーだぞ！ほら帰るぞ」
がっくんが腕をつかむ。
ちょ、痛いわよ、容赦ないわねこの子！
「ほな、お騒がせしてすまんかったな。」
「ちょ、Aさーん！また来てくださいね！！」
後ろを向くとみんなが手を振っていた。
行くよ、絶対！
けど、近頃立海と練習試合をすることになる。
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かるぴん(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです。樺地との絡みがめちゃくちゃ面白いです。あと亜久津のことを白髪のサイア人と言ってたところもめちゃくちゃわらいました笑 続きが是非読みたいです！ (2022年4月18日 7時) (
レス) @page20 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - ムラさん» いえいえです！何度もコメントありがとうございます！是非幸村君も出させていただく予定です！是非これからも作品ともどもよろしくお願い致します！ (2018年8月12日 2時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
ムラ - 立海編ありがとうございます。とっても素敵でした。OVAの時のお話を書いてくださったのですね。是非また立海書いてください！その時は幸村もお願いします。 (2018年8月11日 21時) (レス) id: f886cf74df (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - アルテミスさん» アルテミスさん！初めまして、コメントありがとうございます！笑っていただけて嬉しいです！是非作品共々よろしくお願いいたします！ (2018年8月9日 23時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
アルテミス(プロフ) - 初めまして！この作品を読んでいて、蟻のくだりや雨のくだり、色んなところで笑いました！続き楽しみにしています！応援しています！ (2018年8月9日 15時) (レス) id: 2cc54b766f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかぴん | 作成日時：2018年7月29日 2時
