秘密のお兄ちゃん (ページ42)

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秘密39ななver. ページ42

それは昨日の話｡

もう会うはずもないと思っていた人が私の目の前に現れたんだ｡

？？｢あれ、石田じゃね？？笑笑｣

？？｢はははははは笑うける笑笑
本当に芸能界入ってるんだ笑｣

なな｢あ。大樹くん｡｣

？？｢ちょっと酷くない〜？あたしもいるんです

けど〜！笑ま、別にいいけど｡｣

なな｢あ。ごめんなさい｡｣

それは大樹くんと私が脅された相手の女の子だ

った｡

大樹｢噂で聞いてたけどお前本当に芸能界入って

たんだな｡実は俺ら付き合ってるんだ｡｣

女｢そうなのー！ななちゃんに酷いこと言われて

大樹くん可哀想でそこから話すようになって仲

良くなったの〜！｣

なな｢そうなんだ｡よくお似合いだよ｡｣

女｢しばらくここの近くにいるからもしかしたら

また会うかもね〜！｣

なんて、キラッキラな笑顔で見せつけるように

ラブラブしながら2人は帰っていった｡大ちゃん

の様子がなにかおかしいように感じたが自分の

思い込みかなと思って気にはしなかった｡｢大樹

くんが可哀想だと思って｡｣って自分でそうなる

ように仕向けたんじゃんって心の中で思ったけ

ど今更どう言おうと過去は変えられないから言

わなかった｡出来ることならもう1回あの頃に戻

りたいな、なんてその時は思っていたんだ｡