劣等生にも弟がいた！？【#コンパス】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:390 hit

ごめんねページ4

youside

僕はわけが分からなくなった。
目の前にいるお姉ちゃんが急に泣き出したことを
ルルカさんは空気をよんで部屋に戻って行ってしまったし、僕にはどうすることもできなかった。
すると、お姉ちゃんが泣きながらボソボソと何かを言っていることに気づいた。近づいて聞いてみると、
リ「ごめんね……ごめんね…」

……どうしてお姉ちゃんが謝るの？

『お姉ちゃん……』
リ「ごめんね…A…リリカのせいかもしれない……」
数分何もすることが出来ず、ただ、お姉ちゃんに身を寄せるしかできなかった。
お姉ちゃんが落ち着いてきた。するとお姉ちゃんは僕の方を向いて
リ「久しぶり……だね。ずっと……元気だった？」
『うん……お姉ちゃんこそ』
リ「ルルカがいたから大丈夫だよ…！」
ルルカさんはお姉ちゃんによく寄り添ってくれた。少し安心した。
『お姉ちゃんが元気だったなら良かった。そうだ。この世界について教えてくれる？』
リ「っ、それなら、ルルカも呼ぼう！」
ルルカさんと合流し、この世界について説明してもらう。
カードのこと、ヒーローアビリティのこと、ヒーロースキルのこと。
リ「ヒーローアビリティ……リリカの近くにいると防御力アップ？」
『えっ、？』
ル「ヒーロースキル……《今度こそ守らなきゃ》…ポータルキー近くのヒーローにスタン？」
リ「それに、近距離以外カード出すの速いよ！」
ル「タンクにとってはいいわね。」

……なんだか難しいなぁ。
ポータルキーは、全部で5個。3分間それを奪い合って、多かった方が勝ち……か。

頭脳戦……ってことか……