見つけた。 ページ3
youside
奥の方には僕と同じピンクの髪、二つ縛りで、とても長い。目の色は黄色……
そう。お姉ちゃんがいた。
隣にはルルカさんもいた。
行こうとしたが、かなり奥にいるし、周りには仲良くしようと話しかけに来てくれている人達がいて、行くことはできなかった。
？「シンヒーローサン、ジコショウカイヲ…」
『あ…えっと………Aです…よろしくお願いします。』
V「オット、ワタシノナマエヲイウノヲワスレテイマシタ。ワタシハVoidoll。ココノカンリシャデス。」
「「「よろしく〜！！！(な！/お願いします)」」」
その後色々みんなに聞いて、バトルをやってない時はみんなで仲良くシェアハウスをしているらしい。各自部屋があって、思い込んだものを部屋に置くことが可能らしい。
部屋に案内された僕はVoidollさんに
お姉ちゃんの部屋を聞くことにした。
『……Voidollさん。僕のお姉ちゃんの部屋を教えてくれませんか？』
V「ハイ、カマイマセンヨ。コッチデス」
僕の部屋から少し歩いたところに
"リリカの部屋"
と書いてある看板がある扉を見つけた。
その隣にはルルカさんの部屋が。
V「デハ、マタアイマショウ」
そういうとVoidollさんは消えた。
……さすがロボット
«コンコン»
ドアをノックした。
ドアの中からは
《私が見てくるわ》
という声が聞こえた。
ガチャ
と音を立ててドアが開き、そこから出てきたのはルルカさん。ただ、いつもの服とは違く、魔法少女の姿みたいになっていた。
ル「あら、久しぶり！」
ニコッとした顔はなんだか懐かしく感じた。
『あの、お姉ちゃんに会いたいんです…』
ル「入っていいわよ！」
部屋を見ると、家を思い出した。
リリカお姉ちゃんの部屋のまんまだった。
ベットの上には、うさぎの人形を抱いているお姉ちゃんがいた。
そして……
急にお姉ちゃんが泣き出したのだ。
続く
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作者名：Hydrangea_ハイド | 作成日時：2021年6月18日 15時
