百花繚乱 Ⅲ【約束のネバーランド】 (ページ26)

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すると無線機の奥からヴィンセントの声がした

ヴィンセント
〈ボス！みんな！聞こえるか！！

　まだ時間も勝機もある！終わりじゃない！！

　撃て！敵を倒し作戦を完遂しろ！

　私たちに構うな！

　こいつらだけには未来(せかい)を渡してはいけない！〉

ノーマン「嫌だ！絶対全員で生き残るんだ！！」

ヴィンセント
〈これでいい！進め！！ノーマン(・・・・)！！〉

ヴィンセントが話終わると無線機から銃声がした

ピーター・ラートリー
〈僕は食用児の父、創造主(パパ)なんだぞ

　反抗期にはもううんざりだ！！所詮不良品だ、全員殺せ〉

オリバー〈＂パパ＂？笑わせるな

　お前は俺たちの父親じゃない！〉

オリバーだ、！オリバーがヴィンセントたちのところへ駆けつけたんだ

オリバー〈跪け、ピーター・ラートリー〉

私たちも、こちらを包囲していた敵をすべて制圧した

ドン〈こっちはもう大丈夫だ！〉

レイ「こっちも制圧完了！」

ノーマン「本当に肝を冷やしたよ、ヴィンセント」

私たちは敵を制圧し終えたあと、ラートリーを拘束し、そこに集まった

ノーマン「お前の負けだ」

ピーター・ラートリー
「馬鹿らしい、僕を殺して何になる」

エマ「システムは再ダウンした

　あとはあなただけ、誰も助けに来られない」

ピーター・ラートリー
「あとは僕だけ？君たち何か忘れていないか？」

... はっ、シスター達だ、！そう思った時にはもう遅かった
私たちの周りには銃を構えたシスターが沢山いた
そしてそのシスターたちの後ろからママが来た
そしてママの持っている銃の銃口はエマに向かっていた

ママ「お外は楽しかった？エマ

　どれだけ足掻いても最後には必ずこう(・)なるのに

　あなた達は戻ってきた

　懲りもせず、これがその結果

　素晴らしいわ、あなたたち全員満点(フルスコア)よ」

そう言い終えるとママを初め、シスター達も銃口をラートリーに向けた

『えっ、』

エマ「ママ ...！」

ピーター・ラートリー
「貴様 ... 裏切ったな、イザベラ ... ！」

ママ「そうよ、見れば解るでしょ？

　私も、この娘(こ)達も、全職員あなたの敵よ」

ギルダ「ママが ... 味方？」