百花繚乱 Ⅱ【約束のネバーランド】 (ページ9)

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エマ「30年前、人間に何があったの？」

ソンジュ「 ... 何も、何も起きていない

　世界はもうずっと昔からこのままだ

　 1つ昔話をしよう」

それから私たちは、ソンジュから鬼と人間の歴史を聞いた

ソンジュ「お互い世界を棲み分けよう

　全ての始まりはこの " 約束 " だ」

それからまた、なぜ食用児が存在するのか、

鬼の世界と人間の世界のことも沢山聞いた

『つまり私たちは、その時鬼の世界に置いてかれた

　土産の子孫ってわけ』

ソンジュ「そう、GFはその食用児を育てる

　農園の中でも最上級に位置するひとつ

　残念だがこれが、お前たちが逃げてでた世界だ」

私とエマとレイは目を合わせた

やはり考えていることは同じなようだ

エマレイ「「『やったぁ！！よかった！！』」」

エマ「人間の世界が別にある！」

レイ「これで思う存分フィル達を迎えに戻れる！」

ソンジュ「あ、いや、すごく伝えづらいんだが、

　人間(あっち)の世界には渡れない」

『大丈夫、私たちで見つける』

エマ「人間世界へ行く方法は探して見つける

　ありがとうソンジュ、元気出た！」

ソンジュ「そうか、もう今日は寝なさい

　明日からはこの森の抜け道を教えよう

　出口までは無事送る、案内はまかせろ」

『ありがとうソンジュおやすみ』

あったんだ、私たちの、人間の住む世界が

" 道 " はある、行き来できる！

エマ「ミネルヴァさんに会いにいく

　それで間違ってなかったんだ」

レイ「抜け出そうみんなで、鬼(こ)の世界から」