百花繚乱 Ⅱ【約束のネバーランド】 (ページ43)

今日:9 hit、昨日:4 hit、合計:79,128 hit

43 ページ43

.

GF脱走から1年と8ヶ月が経った

私たちはまだ生きている

あの後、支援者からの連絡は今もまだない

クヴィティダラから私たちが戻ってきたあと、

エマが見たお寺と金の水の場所を探すことになった

レイ「見えた景色と寺の形を地形と文化圏と

　照らし合わせていくつか地形を絞り込むぞ」

エマ「金の水も！」

「「「おー！！」」」

半月が経ち、私たちは絞り込んだ地点に向かうことになった

7ヶ月かけて戻ってきたけど、東側は全て " 外れ "

その後、西側に向かうことになった

その西側の候補地は全て鬼たちの町の中

そして今、私たちがいるのは鬼の町

途中何度か人間だとバレそうになったけど、無事逃げきれた

西側の候補地を全て周り、私たちはシェルターに戻った

エマ「ただいまー！」

「「「おかえりぃぃぃ！！」」」

『みんな元気？大丈夫？』

オリバー「あぁ、誰一人欠けることなく元気だよ」

ユウゴ「それでどうだった？あった(・・・)のか？」

エマ「見つけたよ、あのお寺と金の水！」

マルク「それで、何かわかった？」

クリスティ「手がかりあった？」

エマ「うん！」

『この1年、みんなが助けてくれたからだよ、ありがとう』

クリスティ「残り2ヶ月、これなら間に合うね！」

レイ「あぁ、まだ気抜けないけどこれで " 昼と夜(あのばしょ) " へ行ける

　 " 約束 " を結び直しに行けるんだ」

私たちがその " 入口 " へ入る方法について話していると、ぺぺが急いで私たちのいる部屋に来た

ぺぺ「みんな今すぐ逃げろ！！敵襲だ！！」

敵襲 ...！

私たちは武器庫に隠れた

ギルダ「ロッシーとルーカス以外はみんな揃ってる」

『でもなんでこの場所がバレたの、』

ぺぺ「わからない、奴らいきなり闇の中から現れた

　俺もロッシーもずっとモニターを見ていたが、

　どこにも写っていなかった、なのに奴ら急に＿＿＿」

オリバー「落ち着け、それで、敵の数は？」

ぺぺ「8人、見えた限りでは」

エマ「ロッシーとルーカスは一緒？」

ぺぺ「あぁ、足の不自由なルーカスを気づかって、

　今2人とも " 隠し部屋 " にいる

　あそこなら見つからずに身を隠せる」

じっと隠れていてもじき見つかる、時間の問題だ、

エマ「逃げよう、ここはもうダメだ」

ユウゴ「あぁ、この場所はもうラートリー家にも知られてる

　襲われた時の想定もさんざんしてきたろ」