百花繚乱 Ⅱ【約束のネバーランド】 (ページ39)

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私たちに加えてGPのみんなも揃って朝を迎える

クリスティ「おはよー！朝ごはんだよー！」

『おはようクリス、朝から元気だね』

ここでの暮らしも1ヶ月半

現在は63人間を家族

性格も年齢も出身農園も違う

でも、みんな仲良し

毎日がとても楽しい

みんなが家事をしたりお話している間、

私とエマとレイ、ロッシーとルーカスの5人は " 隠し部屋 " にいる

『レイ、支援者の人から連絡きた？』

レイ「いや、依然音沙汰ナシ」

私たちが支援者に連絡をしてから7日、

一切音沙汰がない

レイ「ミネルヴァさんの録音(はなし)から15年

　さすがにもう " 支援者 " はいないのか」

その時突然、" 隠し部屋 " の電話が鳴った

エマが出ると、そこからはツーという音がした

エマ「っ、これモールス！」

エマがレイに代わり、電話を終えると話の内容を話した

レイ「ワルイガイマハアエナイ

　ジキコチラカラセッショクスル

　キヲツケロ

　テキハピーター・ラートリー

　ミネルヴァノオトウト

　ラートリーケトウシュ

　ソコヲウゴクナ

　カナラズムカエニイク

　それがこの電話の内容、合言葉は言わなかった」

ロッシー「本物だった？」

レイ「あぁ」

エマ「よかった

　これでまず " 支援者 " と連絡がとれるって確認できた」

ロッシー「助けてもらえるんだね」

レイ「いや、それはまだ何ともだな

　支援者(むこう)は多分、俺たちがこっそり

　逃げたがってると思っている」

不安そうにしているロッシーに気付いたのか、ルーカスはロッシーにこう言った

ルーカス「でも味方には違いないよ」

『でも、だいぶ差し迫った感じではあったね

　交信も短時間で済ませ、24時間以内にかけ直す

　はずが1週間音沙汰なし、それに会えないって』

エマ「それだけ敵の脅威が近いってこと」

レイ「 " じき接触する " " 必ず迎えに行く " そう言ってた

　いつ連絡が来てもいいよう、交代で電話番も配置しよう」

ルーカス「できる限り全員にモールス符号を覚えてもらった方がいいかもしれない」

レイ「あぁ、あとはその " 接触 " までに何とか進めたいな」

『 " 7つの壁 " 探しをね』