百花繚乱 Ⅱ【約束のネバーランド】 (ページ14)

今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:79,127 hit

14 ページ14

.

ドミニク「そんなこと＿＿＿」

男「いや弱い、見ればわかる

　死の淵にたったことも無い

　そのくせ基礎の基礎だけで生きていける気になっている

　無知でおめでたいザコそのものだ

　俺が保証する、お前らは死ぬ」

レイ「あんたのかつての仲間のようにか？」

男「そうだ、どいつもこいつも弱いから死んだ

　俺は学んだ、生き残る術を」

『生き残る術 ...？』

男「ムダを省くことだ

　仲間＝ムダ、希望＝ムダ、情け＝ムダ

　全部ムダ」

エマ「そんなことない！」

エマがそう叫んだ瞬間、男はエマに銃口を向けた

男「仲良しこよしのザコの群れなんざ何よりムダだ

　よこせ、おまえらのぺん

　さっさもペンを置いて出てけ、さもなくばここで死ね」

こんな荒野に出てくなんて絶対に無理

でもペンを渡すのも無理

でもエマが ...！

そう思った瞬間、エマが男の急所を思いっきり殴った

それを見てた弟たちは顔が青ざめていた

『エマ！

　みんな今のうちに部屋の外へ！』

エマ「苦しかった！窒息するかと思った！」

レイ「バカ！なんてことするんだ！」

ギルダ「そうよ、間違って引金引いたら ...！」

『でも撃たなかった(・・・・・・)

　殺すなんてハッタリ、追い出したいだけなんでしょ』

私がそういうと男は私に銃口を向けて引金を引いた

咄嗟に避けたから頬を掠っただけですんだ

レイ「A、！」

『私は大丈夫、

　邪魔だけど、自分じゃ直接殺したくないから

　" 出て行け " なんでしょ』

ナット「確かに本来、追い出すより殺した方が都合はいい」

男「ほざけ、16人分の死体処理が面倒だから追い出すだけだ

　ザコが好き勝手言いやがって、次は当てる」

エマ「断る、私たちは寝て行かないし、ペンも渡さない

　それに、私の家族は " ムダ " じゃない！

　仲間も希望も情けもムダじゃない！！」

エマがそういうと男は頭を抑えて地面に倒れ込んだ

男「ルーカスお前は黙ってろ！！

　＿＿＿マズイ、" 奴ら " だ」

そう言い残して男は気絶した

『ルーカス、奴ら ... 、" 奴ら " って何？』

レイ「とりあえず先輩(オッサン)は夢の中だ

　今のうちに色々と調べようぜ」

レイの一言から、男をテープで縛り付けた後、

みんなは部屋の様々な所へ行った