百花繚乱 Ⅱ【約束のネバーランド】 (ページ11)

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あれから3日

ソンジュとムジカに沢山のことを教えて貰いながら

だいぶ森を進んだ

鬼の集落や縄張りの場所、目的地までの日数、

さらに最低限の知識や技術まで、

様々なことを教えてもらった

＿＿＿ 5日目

ソンジュ「このすぐ先から地上へ抜ければ森の出口だ

　今夜は1晩休んで明日朝、地上へ出よう」

とうとう明日は森を抜ける

つまり、ソンジュとムジカともお別れだ

エマ「 ...ねぇソンジュ、

　私たちみたいなほかの脱走者はいないの？」

レイ「農園はある、他にもミネルヴァが手引きしてる

　農園があるかもしれない」

ソンジュ「聞かないね、例えいたとしてもほんの少数だろう

　農園にも色々あってな、

　 GFみたいな高級農園はごくわずか

　ほとんどが " 量産農園 " なんだよ」

『量産農園 ...？』

ソンジュ「そう、安価量産型の農園

　劣悪な環境でただ生かして太らせ出荷する

　そこで生まれた人間は言葉も解さない

　名前もない、意思などない

　逃げようなんて考えもしないよ」

そんな農園が普通なのか、

偽りの幸福もない、そんな農園が ... 、

ソンジュ「因みに、量産農園が数百とある中、

　高級農園はわずか4つ」

ドン「4つ！！？」

ソンジュ「お前たちの言う " ミネルヴァ " の手引きがあるなら

　 GFを除けば他は3つだな

　脱走者には期待できない

　 " 盗難 " なら稀に聞くがな」

そこを上手く使うことができれば、

ほかの農園の子供たちもみんな助けないと