第105話 ページ10
蛍火「確かマーイーカって......あぁ！」
『どないしたん？』
蛍火「コレ見て」
『ん？なになに.....敵に発光体の点滅を浴びせて戦意を無くしてしまうって』
芽久「それでミミロップが動けなくなったのか？」
『多分な.....せやけどそこをどう攻略するかが問題や。倖雪ならどうする？
倖雪「......場合による」
『さよかぁ〜』
緑谷くんはミミロップをモンスターボールに戻して、場外へと歩いた。まるで自らリタイアするかのように
芽久「デクゥゥ自分から動いたって言ったら殺すからな」ｺﾞｺﾞｺﾞ
蛍火「そんな怒らなくても....」
芽久「あ"ぁ？」
蛍火「ﾋｯ」
芽久「.....悪ぃ」
蛍火「うん...」
多分芽久はここまで頑張ってきたのに怖くて逃げた姿に怒ってるんだろうな
すると、
ﾌﾞﾜｯ
『！？』
マイク「《これは.....緑谷！！とどまったああ！！？》」
緑谷くんの指は酷く腫れていた。
そして、ミミロップを出し、技がクリティカルに当たった。
ミ「心操くん場外！！
緑谷くん二回戦進出！！」
二回戦へと進出した。
『.....ちょっと行ってくるか』
倖雪「？」
『そないな顔せんでもちゃんと倖雪達の試合見るから』
ﾊﾟｧ
倖雪「」ｺｸ
私は緑谷くんに何があったか聞こうと保健室へ向かおうとしたが、
『.....心操くん？』
心操「？」
隈エグイなぁ.....
『.....マーイーカ大丈夫か？』
心操「.....うん」
「マイカ」
ﾊﾟｶｰﾝ
「さっきのバトル凄かったです」
心操「.....どうも」
ちょっとびっくりしとる
「マイマイカ。マイカ....」
心操「？」
『ディアンシーに何言っとるか聞いてみるか？』
心操「できるの？」
「はい.....『ごめんね』」
心操「！！」
「『僕が力不足なばっかりに....人使はいつも頑張ってる。一人でずっとずっと頑張ってる。だから僕も頑張るよ。でもこれだけは約束して』」
心操「約束？」
「『もう一人で抱え込まないで』」
心操「！？」
「『みんな人使の個性を【敵向き】って言うけど、僕はそんな事言わないよ。人使は絶対にヒーローになれるよ。だってずっと近くで人使が頑張ってる所を見てるから。だから.....一緒にヒーローになろ？人使』.....そう言ってます」
心操「ｳｸﾞ....ﾋｸﾞ....マーイーカ.....」
「マイカ」ﾆｺ
ずっと一緒に居ったから分かることなんやろな....
『次からはポケモンに心配されんように出来るだけ笑った方がええで』
ｺﾞｼｺﾞｼ
心操「....そうする」
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作者名：アマメ | 作成日時：2020年11月16日 14時
