2.彼女はそろそろコミュ障を克服したいようで。【ヒロアカ】【MHA】 (ページ25)

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大嫌い６８ページ25

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「準備してくるからいったん戻る。1時に迎えに来るからそれまでに準備しておいてくれ」

焦凍は蕎麦を食べ終わってすぐにそう言って、家へと戻って行ってしまった。

……本気でどこ行くんだろう。

うちは食器を洗って私服に着替える。

一応ね、一応。なんかどっか行くっぽいし。

-1時頃-

"ピーンポーン"

『はぁーい』

焦凍かな、と思いドアを開けると、予想通り、そこにはオシャレした焦凍が立っていた。

『え……その服どうしたの』

「彼女とデート行くって言ったら無理やり着させられた……」

『……マジかよお前』

うちは適当に選んだ服を着ている。

これ、着替えてきた方が良いのでは。

『ちょ、着替えてくる』

「え、どうかしたのか」

『ちょーっとねぇ』

うちはとりあえず焦凍を家のソファーで待っててもらい、着替えに自分の部屋へ走る。

『召喚、シュナ』

「あら、A様!! どうされましたか??」

『ちょっと至急なんだけどさ、うちに似合うような服持ってきてくれん……???』

「何か御用時が?? それに合わせた服を持ってきますので」

『えーと……か、彼氏とデート……??』

「まぁまぁ!! いいじゃないですか!! では、A様に一番お似合いのお洋服を持ってこさせていただきます♪」

『ん……』

うちがそう返事をすると、シュナは元の世界へと戻っていった。

……なにこれはっっっっず

え、無理無理。はずすぎるんだけどちょっと顔アッツ。

10分ぐらいたって、そろそろいいかな、とシュナを呼び出すと、なんかすごそうな服を持ったシュナが現れた。

「お呼び出しありがとうございます!! A様に一番お似合いのお洋服、持ってこさせていただきました!!」

シュナは、楽しそうに「着替えてください!!」と言ってうちに服を押し付け、部屋の外へ出て行った。

……焦凍のこと、見に行ったのかな……()

『はぁー……ま、着替えるか。シュナめっちゃセンスいいし』

うちはノリノリすぎるシュナに呆れつつも、焦凍を待たせてることを思い出して着替え始めた。

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