110 ページ20
ドアを開けると、ベッドをギャッジアップして風磨くんが座っていた
その隣には、若菜さんもいた。
若菜さんも、連絡もらったんだ...
.
.
風磨くんをみると、私たちをじっくりみていた。
覚えてて、くれてるかな...
その状況に
お兄ちゃんは、耐えきれず
健「ふぅ、ま...」
心配そうに言うと、風磨くんは
ニッ と笑って
風「中島あー！来てくれたの？！」
元気にそう言った
お兄ちゃんの顔も、パァっと明るくなる
よかった...
覚えてる...
安心した。
よかった、ほんとに。
これで一安心！！
安堵するあまり、涙が出そう
.
.
お兄ちゃんと風磨くんのいる方へ
聡と歩いていく
『よかった、本当に...っ...』
涙をグッと抑えて、
風磨くんに話しかけた
風「心配してくれて、ありがとう」
声を出しちゃうと、泣いちゃいそうで
首を横に振った。
.
.
.
風「....え？中島の妹？」
.
.
えっ...
健「そうだよ、何言ってんだよ笑笑！」
冗談、だよね...？
風「目とか似てるw あ、妹ちゃんも心配してくれてありがとね！」
健「ちょ、風磨。まじで言ってんの...？」
『嘘っ...』
信じられなくて、１歩後ずさる
風磨くんを見つめたまま、
風磨くんの言葉を待つけど
風磨くんの目は、嘘をついているような目じゃなくて...
.
嘘、だよね...
嘘って...言ってよ..
やだ。
いやだよ.....
風磨くん、
.
私のこと、
覚えてないんだね...
ぶわっと一気に涙が目からこぼれ落ちる
健「ちょ！まっ...」
耐えきれないよ、こんなの....
私は病室を飛び出した
お兄ちゃんのことも、
若菜さんのことも覚えてるのに
私のこと、覚えてないなんて
信じたくない...
.
なんで...
なんで...??
.
病室を飛び出して
涙でよく見えない廊下を歩いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 485人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マイメロ120番 - 聡ちゃんいい人ですねぇ〜。これからも更新頑張ってください！ (2017年11月9日 0時) (
レス) id: 4e90526a10 (このIDを非表示/違反報告)
Puuu.(プロフ) - 都さん» コメントありがとうございます！励みになります！更新頑張りますね！ (2017年10月15日 1時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)
都(プロフ) - すごく切なくて、続きが気になります。お忙しいと思いますが、更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2017年10月14日 23時) (レス) id: 4102c61a44 (このIDを非表示/違反報告)
Puuu.(プロフ) - ちいチャニキ。さん» はじめまして、コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年10月14日 23時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)
Puuu.(プロフ) - マイメロ115番さん» シリーズ事にコメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年10月14日 23時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Puuu.
| 作成日時：2017年9月24日 23時
