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ベンチに座って、特に考えることなく
ただただ時間が過ぎた。
.
Plll...Plll...
お兄ちゃんからの着信。
これで何回目だろう。
画面を見ながら消えるまで待つ
これまで、お兄ちゃんに対してこんなこと
したことなかった。
心配、、してくれてるんだな
.
携帯の時計を見るともう23時を過ぎていた
もう3時間もいたんだ...
風「Aちゃん!!!!」
『っ?!』
大好きな声に、体が反応して
後ろを振り向くと
やっぱり私の大好きな先輩が
息を切らして立っていた
『どうしっ..』
風「心配した!」
なんで、今、
私...抱きしめられてるんだろ...
『ごめん、なさい...』
風「中島に連絡したら、Aちゃんがかんざし探しに行ったきり帰ってこないって聞いて、会場行ったけどいなくて。探したらこんなとこに...よかった...」
なんでこんなに心配してくれるのかわかんないよ。
心が痛いのに、
その原因は風磨先輩なのに、
もう諦めかけた恋だったのに....
こんなことされたら、
諦められないじゃん。
風「帰ろ?中島も家族も待ってる。」
『...私が探しに行かずに、ここにいた理由、聞かないんですか。』
風「聞きたくないかな?...きっと、その原因は俺だから..」
えっ?
どういうこと??
風「ほら、帰るよ」
そう手を引いて、私の前を歩く風磨先輩
『手なんて、繋がないでください。』
なんでそんなこと言っちゃうかな...
ほんとは嬉しいのに。
嫌な言葉を言ったはずなのに、
風磨先輩は、ふっ と笑って
風「逃げちゃわないように」
そういって、さらにギュッと手を繋いでくれた
.
風磨先輩が考えてること、分かんなくなった。
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yumikoslgm1112(プロフ) - あの!もしかして、HoneyWorksさんの歌とかを意識していらっしゃいますか!? (2017年12月20日 19時) (レス) id: 1eca2ce7fc (このIDを非表示/違反報告)
sui98598935(プロフ) - 最高に面白いです!! (2017年12月14日 10時) (レス) id: 208770729f (このIDを非表示/違反報告)
すきやき(プロフ) - 切なくて、泣きました… (2017年12月4日 21時) (レス) id: 25fcd7c31d (このIDを非表示/違反報告)
Puuu.(プロフ) - マイメロ60番さん» ありがとうございます!続きみていってください! (2017年10月13日 22時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)
マイメロ60番 - この恋がどうなるのか気になります!これからも頑張ってください。 (2017年10月13日 21時) (レス) id: 3ea5cf6d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Puuu. | 作成日時:2017年9月4日 1時