#172 ページ22
デートを終えて、私の部屋に
聡と2人きり。
さっきまでは、今まで通りの私達で過ごしてきたけど
もう本当に終わりになるんだ。
どうしよう。
もう 逃げれない。
聡への気持ち。
勝利くんへの気持ち。
正面から向き合う時が来たんだよ。
『聡、あ、改めて言うね、お誕生日おめでとう』
聡「ありがとう」
チュッと交わす唇。
何度も何度も繰り返し、段々深く激しくなっていく。
糸引くようなキスから、聡の唇が私の首筋から身体に這うように触れる。
『ま、まって。聡...』
”好き”
”好き”
”大好き”
投げかけられる言葉に、何度も何度も頬を伝う雫。
聡は、その雫の意味を気づきもせず、何度も何度も求めてきて...
『ごめん....。できない..。』
.
やっと、キスをやめた
聡「A...？」
『ごめん、まだ終わってないの..』
そうじゃない。
聡「そっか、今度にお預けだね？」
聡に、ちゃんと言わなきゃいけない。
聡と過ごした最後のデートは楽しかった。
でも、気持ちで裏切ってるのは確かで、何もなかったかのように
聡の元へ戻っていけるほど、私って器用かな？
とにかく、もうちょっとだけ考える時間が欲しいよ。
結局、別れられなかった。
玄関で聡と別れ、
朝からずっと落としていた携帯の電源を入れる。
朝、勝利くんから来たLINEは未読スルーしたまま。
今見るの辛いな。
でも、逃げる訳にもいかない。
勝利くんへの心変わりも
聡へ揺れる気持ちも、私が全部悪いんだから。
意を決して トークを開く
勝利くんお前いないと静か。
10時前に入ってきていたメッセージ。
また胸が苦しくなる。
スルーしてごめんね。
返信しようとした、その時
勝利くんどうだった?
新たなメッセージが送られてきた。
勝利くん…。
私からの報告待ってるよね。
あんなに揺らぐことは無いと思って、聡と会ったはずなのに。
でも、答えを出さなきゃいけないから、
少しだけ私に時間をください。
ちゃんと気持ちにケジメつけるから。
お願い。
ちょっとだけ待って。
A気持ちの整理をするために、ちょっとだけ時間をください。
こう 送り、LINEを閉じた。
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ちぃ - ほんとに面白くていつも楽しみにまってます！できれば勝利くんと戻ってその先の話とかまでみたいです。更新たのしみにしています頑張ってください！ (2018年3月16日 15時) (
レス) id: 83fb120dea (このIDを非表示/違反報告)
piyopiyoppp0317(プロフ) - 戻っても幸せになれないと思います…。 (2018年3月16日 14時) (レス) id: 9319dd29f1 (このIDを非表示/違反報告)
Puuu.(プロフ) - あやさん» ありがとうございます！その言葉も嬉しいです！そうですね...。これからも続きをお楽しみください！ (2018年3月16日 14時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)
Puuu.(プロフ) - piyopiyoppp0317さん» なんとか聡くんに戻ろうとしてるんですよね... (2018年3月16日 14時) (レス) id: 30daf6edb8 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 途中の展開にすごく驚いて主人公ちゃんと一緒にひどく傷ついたりしてました( 笑 )でも勝利くんの本当の思いがやっとみんなに知ってもらえて少しホッとしました…けどやっぱりこのままの勝利くんは可哀想過ぎて胸が痛いです、、これからどうなるのかドキドキです、！ (2018年3月15日 22時) (レス) id: 51c26bd1a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Puuu.
| 作成日時：2018年3月10日 0時
