Sugar Rush５[Shori.S]

#127 So side ページ7

僕は、居ても立ってもいられなくなり、その場でマリに電話して必死で頼んだ。







"Aが他の男の人と、浮気してないか見てきて！" って。




最初は、 ”なんで既読スルーされたくらいで 様子見に行かなきゃいけないの？聡ちゃん心配し過ぎだよ！！”






なんてキレてたマリだったけど、ほっとけない性格なんだよな。








結局行ってくれたみたいで



”そうだよね笑！

私も幸せじゃん笑！"




Aが そんな風に言ってたと 聞かされて 嬉しく無いわけない。








既読スルーされて、ショックでさっきの休憩中はメッセージを送れなかったけど、


マリからの報告と、AからのLINEを信じて、すぐにAにLINEを入れた。





聡お疲れ!!忙しいのは良いことじゃん笑


聡ねえ、僕いつまで 待てば良いい?


聡僕の誕生日は会ってくれる?


聡ねえ、そろそろ 声聞きたい。


聡LINEだけじゃ A不足だよ。








仕事が終わり、すぐに携帯をチェックする。




LINEの通知と 1件の着信。







慌てて着信履歴を見ると


沙絵からだった。






なんだ…。

明らかに落胆してる 僕はやっぱり 沙絵じゃなくて、Aが好きなんだと思い知らされる。








LINEを確認すると、Aと沙絵からだった。








Aのメッセージを先に開く。





A聡お疲れ様!



A電話する?







この言葉に、速攻電話した僕。




コール2回。







すぐ出てくれた Aに僕は確信する。




僕たち やっと元に戻れるんだ！









《もしもし》





聡〈あー！！やっと声聞けた！！！嬉しい！！！〉






《……うん……ごめんね》









〈何で謝るの！僕が悪いんだよ？もう 戻れるよね？？〉









《……えっと…聡の誕生日は 2人でお祝いしよ》









〈ほんとに？嬉しいよ！もう僕ね、Aがどこかに行っちゃうんじゃないかって 不安で不安でおかしくなりそうだったよ〉









《ごめんね、聡...ごめんね》







そう 言って何度も謝る Aの真意を



やっと声が聞けた事で舞い上がり過ぎてて




この時の僕には理解できていなかった。

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